10日間のプーケット旅行もいよいよ終盤のお客様。ピピ島、ラチャノイ島と潜り、ダイビング最終日は、外洋のダイビングポイントのマリンパーク方面へ行ってきました。もう少し透明度が欲しいところでしたが、無数の魚に囲まれる水中は、最後のダイビングにぴったりのダイビングとなりました。それでは1日の様子をまとめてみました。
このブログは、2006年からプーケットに在住しているダイビングインストラクターが書いています。プーケットのファンダイビングに興味がある方の参考になれば嬉しいです。
プーケットは季節の変わり目の気候
プーケットはちょうど季節の変わり目。初日に訪れたピピ島では、乾季らしい穏やかな天候の中で気持ちよくダイビングができました。しかしこの日はあいにくの雨模様。南国らしい青空はお預けとなってしまいました。海の雰囲気もまた違った魅力があったのですが、もう少し太陽の日差しが欲しいところでした。
ダイビングスケジュール
1本目 キングクルーザー(マリンパーク方面)
2本目 シャークポイント
3本目 ドクマイ島
マリンパークで一番の魚影「沈船キングクルーザー」
新月の翌日。潮止まりの時間帯でエントリーできたのですが、少し流れがありました。透明度は、5-8mほどでもう少し欲しいところ。それでも、このほどよい濁りがあるからこそなのか、魚の群れが一段と密集して見応え抜群でした。特に印象的だったのは、フュージラーの群れに突っ込むようにハンティングしていた銀色の魚たち。ツムブリやマテアジ、そしてロウニンアジの子供まで姿を見せてくれました。相変わらず、黄色いキンセンフエダイとソフトコーラルの組み合わせが美しく、魚の動きが迫力がある沈船キングクルーザーでした。
旅の締めくくりにはドクマイ島でドリフトダイブ
2本目はシャークポイントを潜りました。流れはさらに強くなりましたが、流れのないところでできるだけ時間を使いました。あれもこれもと新しいアクションカメラを持って動画を撮るお客様。周りには大きなカイメンも!一時期は、温暖化で傷んでいた部分があったのですが、少しずつ復活してきましたね。
浮上してみると、雨風が強くなり、船へのエグジットはハードに…。
ラストダイブはドクマイ島。切り立った島の影となることもあり、さらに透明度は低く薄暗くナイトダイビングのような雰囲気が漂っていました。フィンキックをしなくてもいいくらいの程よい流れの中、ロータスウミウシやキイロウミウシがよく目につき、ラストダイブならではの落ち着いた水中時間を楽しむことができました。
まとめ

今回は、マリンパーク方面の沈船キングクルーザー、シャークポイント、ドクマイ島の水中の様子をまとめてみました。
10日間にわたるプーケット滞在も、いよいよラスト。初日はピピ島で穏やかな乾季の海を満喫しましたが、最終日はあいにくの雨模様。南国らしい空は見られませんでしたが、水中の魅力は変わらず、魚たちが旅の締めくくりを彩ってくれました。次は乾季にお待ちしております。ありがとうございました。




