旅行先でチップはどのくらいの金額を渡せばいいのか、どんなサービスでチップを渡すべきか悩んだことはありませんか。私もタイのプーケットに来た時にみなさんと同じ思いをしたことがあります。
チップ文化のない日本人にとってチップは慣れない習慣なので、金額以上のお金を人にあげることに気が重かったりします。そこで今回は、タイのプーケットでのチップ事情についてまとめてみました。
このブログは、2006年からプーケットに住んでいるダイビングインストラターが書いています。タイのプーケットでのチップの文化や金額について知りたい方の参考になれば嬉しいです。
タイのプーケットのチップ事情
まずタイのプーケットにチップ文化はあるのかということ。
結論から言うと、アメリカのような義務ではなく「感謝の気持ち」として渡す文化があります。プーケットはタイの中でも1番の観光地で、古くから欧米人が多く発展してきたところでもあるので、チップ文化はある程度根付いています。
チップの目安ってどのくらい？
次にチップってどのくらい渡せばいいのかと言うこと。日本でも結婚式のご祝儀やお葬式の香典などでいくら包めばいいのだろうと悩むことがあり、相場というものを知りたいはずです。
タイのお金は、硬貨で25サタン、50サタン、1、5、10バーツ、紙幣は、20、50、100、500、1,000バーツです。
チップには、20バーツ以上の紙幣を使い、サービス別で渡す金額は変わりますが、ここ最近の物価ですと最低40〜50バーツあたり、もしくは5〜10%を目安にチップを渡すといいかもしれません。
また旅行中、使いきれず貯まる硬貨をチップとして渡す方を時々見かけますが失礼にあたりますので、必ず紙幣を使いましょう。
サービス別チップの目安
【ホテル】
・ポーター（荷物を運んでくれた場合）：40〜50バーツ
・ベッドメイキング（毎日の清掃）：1日あたり50バーツ、枕元に置くのが一般的
【レストラン】
・ローカル食堂、屋台：基本的にチップ不要。
・中級〜高級レストラン：
-サービス料（Service charge）が含まれている場合 → 追加チップ不要
-含まれていない場合 → 会計の5〜10％程度
【マッサージ・スパ】
・街中のマッサージ店（1時間300〜400バーツ）：40〜100バーツ
・高級スパ、ホテル内スパ：10％程度、または100〜200バーツ
【タクシー・トゥクトゥク】
・タクシー、トゥクトゥク：おつりの小銭を貰わないもしくはチップ不要。
【ツアー】
・1日同行する現地ガイド：1日につき100〜200バーツ
・ドライバー/スタッフ：1日につき100〜200バーツ
※ツアーでチップボックスを設けている場合は、100バーツ程度を入れるといい。
【その他】
・屋台、コンビニ、スーパー：チップ不要
・バー、ナイトクラブなど：専属で飲みもの運んでくれるお姉さんに50〜100バーツあげてもいい。
「感謝のチップ」これはまた自分に戻ってくるもの
タイのプーケットに来てチップを渡すということにまだ慣れていなかった頃、アメリカ人のダイビングインストラクターが「このチップは、いずれ自分に戻ってきてくれるものとして渡すといい！」と教えてくれました。
先にも言ったように、プーケットでのチップは、アメリカのように義務ではありません。またタイ人もがめつく請求してくることはほとんどありません。
でも、せっかくの感謝のチップは、ケチらずに気持ちよく渡して欲しいものです。
実際にダイビングのボート上で見たシーンのひとつとして、現地インストラクターがにこやかに「要りません！」と、20バーツ札のチップを持っているお客様に断っていました。その方は、知人インストラクターでしたので後に話を聞くと、「あの金額をチップというならあげない方がいい」と話していました。
お国柄によってお金の価値は変わってくると思いますが、ダイビングやゴルフは、プーケットのアクティビティーの中でも高級なものです。
15年前くらいのタイはまだ、日本の10倍の感覚と言われていて、タイ人にとって20バーツは日本人の200円の感覚、100バーツだと1,000円くらいと言われていて、100バーツで一人前のチャーハン3皿分を食べることができました。今では物価も上がっているので、感覚として5倍くらいでしょうか。20バーツで買えるものは、ペットボトルの飲み物1本。1食分のご飯は買えません。
まとめ
今回は、タイのプーケットでのチップ事情についてまとめてみました。あくまでもチップは、感謝の気持ちとして渡したいものなので、受けたサービスが最悪だった場合はもちろんなくて構いません。最後に、チップを渡す際は、「コップ クン カー/カップ（ขอบคุณค่ะ/ครับ)」＝ありがとうと言って渡すと楽しい旅行のひとつの思い出となりますよ。
インスタグラムとフェイスブックのページもあるよ〜！！
