一年中常夏アイランドのタイ・プーケット。一年の中でも特に4月は暑季と言われ最も暑いとき。常に何か爽やかな冷たい飲み物が欲しくなるのです。そんな時に見つけた家の前に咲き乱れる「バタフライピー」。東南アジアを原産とする植物で、タイではハーブティーやスイーツ、化粧品やシャンプーの原料、服の染料などにも使われています。また【老化防止】ができるスーパーフードとして有名です。そんなバタフライピーでハーブティーを作ってみました。
このブログは、バタフライピーの効能を知りたい方やバタフライピーのハーブティーに興味がある方の参考になれば嬉しいです。
0円で老化防止のバタフライピーとは?
バタフライピーはタイやインドなど東南アジア原産のマメ科の植物で、日本名で「チョウマメ(蝶豆)」、タイ名では「アンチャン(อัญชัน)」と言います。暑さに非常に強く、つるが長く伸びるのが特徴で、タイでは道端や家の庭などでよく見られる植物です。
このバタフライピー、5−6年前に日本でも話題になり、大手ファストフード店がバタフライピーを使ったブレンドティーを期間限定で発売したのがきっかけで、その後からじわじわとバタフライピーの爽やかな青い色がSNS上で「映える」として有名になりました。
実は、このバタフライピーは色として映えるだけでは、素晴らしい健康効果もあるんですよ。
バタフライピーの効能
なぜバタフライピーがスーパーフードと言われているのか?!
青い花の部分にポリフェノールの一つであるアントシアニンが含まれていて、身体の酸化を抑える作用(抗酸化作用)を持っています。
通常、体内では酵素や抗酸化物質が活性酸素を分解してバランスを保っていますが追いつかなくなると、蓄積された活性酸素によって病気、シミやシワなどの老化の原因につながります。
ですので、バタフライピーなど抗酸化作用を持つアントシアニンを体外から取り入れることは、体内の余分な活性酸素の分解を助ける上でとても重要で、血栓症や動脈硬化などの予防、眼精疲労を和らげる、老化の予防などにとっても大切なことなんです。
バタフライピーティー
では実際に家の目の前に咲いているバタフライピーを摘んでハーブティーを作ってみました。
ちょっとここで一つ!!
花を摘んで初めて気付いたのですが、バタフライピーには一重咲きと八重咲きの2つの種類があるようです。今回は、八重咲きの種類。
作り方
沸騰したお湯の中へ花を2つ入れて、待つこと3−5分。透明だったお湯が、絵の具を水の中へ垂らした時のように青い色がじわじわと広がっていき、あっと言う間に爽やかな青いバタフライピーハーブティーができました。
バタフライピーだけですとほとんど風味のしない飲みものですので、タイのレストランやカフェでは、砂糖とレモンを絞ってハーブティーとして作っているところが多いですよ。
映える飲み物バタフライピーティー
実は抗酸化作用のアントシアニンはアルカリ性で、酸性のものと混ぜ合わせると化学反応がおき、赤色に変わる性質をもっています。
例えば、青色のバタフライピーティーに、酸性のレモンを果汁を入れると紫色に変わります。
今回は、レモンではなく炭酸水でやってみましたよ。氷を入れて、ちょっとお洒落な炭酸水の出来上がりです!!
まとめ
今回は、アントシアニンと言われる抗酸化作用を持つバタフライピーの効能やハーブティーの作り方についてまとめてみました。乾燥したバタフライピーでも同じようにできます。ぜひこれからの暑い夏には、見ため爽やかなバタフライピーの色を使って、ハーブティーや炭酸水を作ってみませんか。最後に、バタフライピーは薬ではありませんが、子宮を収縮させる作用があるので、妊娠中や授乳中の人は控えた方が良さそうです。