前回、5年ぶりにプーケットでダイビングを再開。ラチャノイ島とラチャヤイ島で3本潜り、久しぶりのダイビングに少し緊張しながらも、徐々に感覚を取り戻しました。終わったあとは心地よい疲れで、なんと10時間ぐっすり熟睡したとか…!
1日ゆっくり休憩を挟んで、今回はピピ島とドクマイ島へ行ってきました。再スタートからのステップアップにぴったりの海。たくさんのお魚が待っていました。
このブログは、2006年からプーケットに在住しているダイビングインストラクターが書いています。プーケットのダイビングに興味がある方の参考になれば嬉しいです。
ピピ島までのんびりとクルージング
朝は少し風がありましたが、思っていた以上に波が小さく、そして空は青い。チャロン港を出港してから、ピピ島までは約2時間半の船旅。器材セッティング後は、お話ししたり、景色を眺めたりしながら、のんびりと過ごしました。そして11時、いよいよ1回目のダイビングがスタートです。
ダイビングスケジュール
1本目 ビダノック(ピピ島)
2本目 ビダナイ(ピピ島)
3本目 ドクマイ島(マリンパーク)
ピピ島のダイナミックな景観と水中生物
ピピ島といえば、切り立った石灰岩の岩壁とエメラルドグリーンの海が織りなす迫力の景観が魅力です。
水中に入ると、浅場から深場にかけて変化に富んだ地形が広がり、まるで海の中を探検しているような感覚でした。
この日の透明度は、濁り気味。もう少しクリアな透明度だったら全体の地形もよく見えたかもしれません。しかし、雲のように大きな群れを作っていたキンセンフエダイやトマトアネモネフィッシュとそして勢いよく現れたタイマイにも出会うことができました。また大潮周りの時期だったので、潮流の速さを心配していましたが、1回目はのんびりと泳ぐことができ、ホッと一安心しました。
2本目ものんびりとダイビング。
水中ではカクレクマノミやスカンクアネモネフィッシュなど、人気者のクマノミたちがあちこちに。所々ではイソギンチャクが丸く巾着のように丸まっていて、自然の不思議さを感じました。そして最後、安全停止をしながら見上げると、そこにはなんと巨大なオニカマス!
ゆっくりと近づいてくるその迫力に思わず息をのむほど。ピピ島らしいダイナミックな海の魅力をたっぷり感じる1本になりました。
ドクマイ島では激流チャレンジ!
この日、最後のダイビングはドクマイ島へ。もともと流れが速くなることが予想されていたため、ブリーフィングでは泳ぎ方や流れの避け方をしっかりと説明してエントリーしました。しかし、実際に潜ってみると想定以上の激流!それでも、大きなケーブの前は流れが当たらず、ゆっくりできる穏やかなエリアだったので、サンゴの隙間に隠れているエビ類やヨウジウオ、ウミウシなどの小さな生き物たちを観察することができました。
本来ならもう少し泳いでドクマイ島のダイナミックな壁沿いを楽しみたかったのですが、流れが強く体力的にも厳しくなりそうだったため、安全を優先して早めに終了。自然相手のダイビングだからこそ、こうした判断も大切だと感じる1本でした。
まとめ
今回は、初日のラチャノイ島・ラチャヤイ島に続き、ピピ島とドクマイ島でのダイビングでした。
5年ぶりにダイビングを再開されたお客様でしたが、2日間で計6本潜り、すっかり感覚も取り戻されたようでした。
ピピ島ではカメやオニカマスとの出会いがあり、ドクマイ島では激流のダイビングを経験し、1本ごとに緊張が解け落ち着きが増していく姿が印象的でした。ブランク明けでも焦らず、少しずつステップアップできるのがプーケットの海の魅力。
次回はぜひ、乾季のシミランクルーズにも挑戦してみてくださいね。
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