コロナによる海外旅行の入国規制が絶えず変化している現在。色んな情報が錯綜してしまい、入国ができなかった、隔離期間がないはずだったのに隔離になってしまったなどのミスが、もしかしたらあるかもしれません。そこで、今回は2022年9月7日以降の日本とタイの入国に必要なものをまとめてみました。
このブログは、これからタイへ旅行(入国)をしたい方、タイから日本へ入国をするという方の参考になれば嬉しいです。
日本とタイの入国のまとめ
2022年9月7日に海外からの日本入国の規制緩和の変更がありました。それに伴って、3回のワクチン接種を済ませている方は、コロナ前と同じように日本とタイを行き来できるようになったと感じます。では、日本入国とタイ入国に分けて、それぞれに必要なものを見ていきましょう。
タイ入国について
2022年7月1日から、入国システム「タイランドパス」が廃止され、私が実際に2022年7月9日に日本からタイに入国した時は、特に気になるような抜き打ちチェックなども無く、ほぼコロナ前と同じ状態で入国することができました。
↓ 実際にタイへ入国した時の様子はこちら。
|タイ入国に必要なもの
ワクチン接種者
- パスポート(残存期間6ヶ月以上あること)
- ワクチン接種証明書
(英文で、国の公的機関、地方自治で発行されたもので、氏名、生年月日、国籍、パスポート番号、ワクチン接種の詳細の全回数分が記載されているもの)
タイ政府認可のワクチンの種類と回数
ワクチン接種は、渡航日の14日前までに規定の回数終えていることが必要です。タイ政府認可のワクチンの種類と回数は、以下の表をご覧ください。
CoronaVac (Sinovac) | 2回 |
AstraZeneca / Covishield / Vaxzevria | 2回 |
Pfizer – BioNTech / Comirnaty / Tozinameran (INN) | 2回 |
Janssen (Johnson&Johnson) | 1回 |
Spikevax (Moderna) | 2回 |
Sinopharm / COVILO / Hayat-Vax (Sinopharm) | 2回 |
Sputnik V | 2回 |
Covaxin | 2回 |
ワクチン未接種者
- パスポート(残存期間6ヶ月以上あること)
- 渡航前72時間以内に発行されたPCR検査または抗原検査の陰性証明書
(病院などの医療機関で検査したもので、英文の検査医の直筆サイン入りのもの)
|子供(18歳未満)について
ワクチン接種済みの保護者と共に渡航する場合
- 子供の渡航前の陰性証明書は不要
ワクチン未接種の保護者と共に渡航する場合
- 保護者及び子供ともに渡航前72時間以内に発行されたPCR検査または抗原検査の陰性証明書
- 但し、6歳未満の子供の渡航前のRT-PCR検査または抗原検査は免除
- 子供が接種済みで、保護者が未接種の場合は、保護者の渡航前72時間以内に発行されたPCR検査または抗原検査の陰性証明書必要
子供(5~17歳)が一人で渡航する場合
- 渡航日の14日前までにワクチン接種を少なくても1回終えている場合は、1回分のワクチン接種証明書によりタイ入国が可能
- ワクチン未接種の場合は、渡航前72時間以内に発行されたPCR検査または抗原検査の陰性証明書が必要
日本入国について
2022年9月7日以降の日本入国に必要なものをまとめてみました。2022年6月に日本に帰国した際には、まだ出国前72時間のPCR検査が必要でしが、ファストトラックを利用することで日本到着後はスムーズに入国できました。
|ファストトラックとは?
海外から日本に入国するときに、MySOS WebまたはMySOSアプリで、あらかじめ検疫手続きの一部を済ませておくものです。搭乗予定日時の6時間前までに、ワクチン接種者もワクチン未接種者も登録することをお勧めいたします。
登録に用意するもの
- パスポート
- 「ワクチン接種証明書」または「出国前72時間以内の検査証明書」
|地域別の入国措置
滞在していた国・地域区分 | ワクチン接種証明書 | 入国時の検疫措置 | ||
出国前検査 | 到着時検査 | 待機期間 | ||
赤 (パキスタン、他) |
なし | あり | あり | 施設3日間(検査後、陰性であれば解除) |
あり | なし | あり | 自宅3日間(検査後、陰性であれば解除。検査なし5日間) | |
黄 |
なし | あり | ||
あり | なし | なし |
なし |
|
青 |
なし | あり | ||
あり | なし |
|タイから日本入国に必要なもの
ワクチン接種者
- パスポート
- My SOSアプリをダウンロードしたスマートフォンもしくはパソコン
- ワクチン接種証明書(航空会社によっては搭乗手続きの際に確認あり)
日本政府認可のワクチンの種類と回数
以下のワクチンのいずれかを3回以上接種していることが必要になります。ワクチン接種証明書には、日本語または英語で、氏名、生年月日、ワクチン名又はメーカー、ワクチン接種日、ワクチン接種回数が記載されているものが有効になります。
コミナティ(Comirnaty)筋注/ファイザー(Pfizer) | 3回 |
スパイクバックス(Spikevax)筋注/モデルナ(Moderna) | 3回 |
バキスゼブリア(Vaxzevria)筋注/アストラゼネカ(AstraZeneca) | 3回 |
ジェコビデン(JCOVDEN)筋注/ヤンセン(Janssen) | 1回目に接種した場合は、1回の接種をもって2回分相当 |
COVAXIN/バーラト・バイオテッ(Bharat Biotech) | 3回 |
ヌバキソビッド(Nuvaxovid)筋注/ノババックス(Novavax) | 3回 |
ワクチン未接種
- パスポート
- My SOSアプリをダウンロードしたスマートフォンもしくはパソコン
- 出国前72時間以内のPCR検査証明書(航空会社によっては搭乗手続きの際に確認あり)
↓ プーケットのパトンビーチでPCR検査ができる場所。
|子供(18歳未満)について
ワクチン接種済みの保護者と共に渡航する場合
- 出国前72時間以内のPCR検査の陰性証明書は免除
ワクチン未接種の保護者と共に渡航する場合
- 保護者及び子供ともに出国前72時間以内に発行されたPCR検査の陰性証明書
- 但し、6歳未満の子供の出国前のRT-PCR検査は免除
子供(18歳未満)が一人で渡航する場合
- ワクチン接種証明書もしくは出国前72時間以内のPCR検査の陰性証明書が必要
まとめ
今回は、2022年9月7日以降のタイの入国、そしてタイから日本入国の必要なことををまとめてみました。乗り継ぎがある方は、必ずご利用される航空会社に確認してください。また、情報は常に変わりますので、最新情報はご自分で厚生労働省もしくはタイ大使館のページで確認するようにお願いします。こうしてみると、3回のワクチン接種をしている場合は、少し手間はかかりますが、それほど苦にならずに海外旅行を楽しめるようになってきました。タイ国内は、まだ9月末まで強権的な措置を可能とする非常事態宣言中ですが、普段の生活はと言うとマスクを外している人が多くなってきましたよ。
【参照】
厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/index.html
在福岡タイ王国総領事館:https://fukuoka.thaiembassy.org/jp/index
インスタグラムとフェイスブックのページもあるよ〜!!