ダイビングが終わった後にあごが疲れてしまったり、筋肉痛のような痛みを覚えたことはありませんか?今回は、そのあごの違和感を軽減できるダイビングにお勧めのマウスピースをご紹介いたします。
このブログは、2006年からプーケットに住んでいるダイビングインストラターが書いています。ダイビングする度にあごが疲れていた方や自分に合ったマウスピースを探していた方のご参考になれば嬉しいです。
↓ マウスピース以外にストレスを感じやすいダイビングマスクの曇りについてはこちらから。
なぜ起こる?ダイビング中のあごの疲れ、筋肉痛
その1。
ダイビング始めたばかりの頃は、慣れない水中に余計な力が入ってしまい、思った以上にマウスピースを強く噛んでしまっている。
その2。
水中に長くいることで、体や口を開けたり閉めたりするのに使う筋肉である「咀嚼筋」が冷やされ、柔らかいマウスピースの上にあごが不安定な状態でおかれるため。
奥歯で噛むことの重要性
前職の歯医者で働いていた時、こんな患者さんがたくさんいました。
”奥歯でしっかり噛めるようになったら、ゴルフの成績が良くなった!”
ちょっと嘘のような話かもしれませんが、奥歯の力は、最大で100キロほど、平均で60キロの力がかかると言われており、奥歯(大臼歯)でしっかり噛むことは、4〜6%の筋力をアップさせることができるそうです。なので、しっかりと噛むことができれば集中力を発揮したり、瞬発的なパワーを引き出すことに繋がってきます。
さてダイビングでは、瞬発的なパワーは必要ありませんが、奥歯でしっかりと安定した状態で噛める事ができるば、余計な筋肉を使うことなくあごの痛みや疲労は解決できるように思います。
いろいろなダイビング用マウスピース
マウスピースもたくさんの種類があり、初めのうちはどれが良いのか悩んでしまいますよね?
合う合わないは人によってそれぞれかと思いますが、マウスピースのストレスを軽減させるためには、「奥歯で噛めること」、「硬さがあること」、「口にあったサイズ」が大切かと思います。
では、2つのマウスピースをご紹介いたします。
写真右)よくレンタル器材でみる一般的なマウスピース。口の中に入れ噛んでみると、マウスピースに弾力があり小臼歯(奥歯手前)あたりで噛むことができるようになっています。
写真左)自分の歯型にあったマウスピースを作れる歯型マウスピース。口に入れた時、奥歯でしっかりと噛むことができその上、硬さもあるので安定してかみ続けることができます。
ストレス軽減の歯型マウスピース
私も長年使っている「歯型マウスピース」。このマウスピースの良いところは、繰り返しになりますが、安定した状態でしっかり奥歯で噛めることです。そして、丈夫なのでギュッと噛みすぎて、マウスピースがちぎれるということもありません。
使い方
噛むところを95度のお湯で35秒ほど温めた後、ギュッと噛んで自分の歯型の跡をつけます。30秒ほど待って口から出すとできあがり!!
値段
歯型マウスピース、一般的なマウスピースと比べると3〜4倍ほど値段は高くはなります。プーケットのダイビング器材販売店では、700バーツ(約2,400円)くらいで買うことができます。日本のネット販売だと4,000円くらいするので、プーケットではお得ですね!
快適にダイビング!!
非日常的な水中世界。たくさんの器材を体に身につけて、水中に潜るだけでもストレスなのに、ダイビング後、あごが痛くなって、中には夜になっても痛みが治らず深刻な方もいらっしゃいますよね。ぜひマウスピースを歯型マウスピースに付け替えて試してみてください!!きっとダイビングがもっと楽しくなるはずです。レンタル器材をご利用の方も自分のマウスピースに付け替えることができるので、遠慮なくお申し付けくださいね!
プーケットでダイビングに興味がある方は、日本人スタッフ常駐のミスターオーシャンダイバーズへ。世界中のダイバーが魅了されるプーケットの海へご案内いたします。
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