2021年8月4日よりタイの国立公園では環境保護のため、使用できる日焼け止めが限定されました。日本から日焼け止めを持参したけど、タイの国立公園では使用できない!そんな時、旅行者でも簡単に「サンゴ礁に優しい日焼け止め」を買うことができるように、プーケットのドラッグストアやコンビニエンスストアでどんな商品があるか調べてきました。
このブログは、2006年からプーケットに住んでいるダイビングインストラターが書いています。タイの国立公園で使える日焼け止めを買いたいと思っている片野さん方になれば嬉しいです。
サンゴ礁に有害な日焼け止めとは?
サンゴ礁に悪影響を及す4つの有害物質はこちらになります。
【紫外線吸収剤】
- オキシベンゾン(ベンゾフェノン-3、BP-3)
- オクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)
【皮膚コンディショニング剤、香料】
- 4-メチルベンジル
【防腐剤、香料】
- ブチルパラベン
160ヶ所近くあるタイの国立公園では、2021年8月4日より、サンゴ礁に有害な4つの化学物質を含む日焼け止めの持ち込みと使用が禁止になりました。持ち込みや使用禁止に違反した場合は、10万バーツ(約33万円)以下の罰金が科されます。
↓ こちらはタイの国立公園では使えません。日本でよく見かける日焼け止めもあるのでチェックしてみてね!
なぜ有害な日焼け止めはダメなのか?!
4つの有害物質の中でも、特にオキシベンゾンとオクチノキサートという2つの成分は、紫外線(UV)を吸収する役割を持っている一方、サンゴの白化を促進するとされています。たとえ水温が低くても白化が起こしてしまったり、気候変動の影響を多く受けてしまうようです。また、幼生期のサンゴは成長後に比べて化学物質汚染の影響を受けやすく、オキシベンゾンはそのサンゴの幼生の成長を妨げるそうです。そして、影響を受けた幼生期のサンゴは回復しないと言われております。
タイ・プーケットで日焼け止めが買えるところ
ドラックストア「Watsons(ワトソンズ)」
香港に本拠地があるアジア最大のドラッグストア。プーケットでも、各地区にあるので簡単に見つけやすいドラッグストアです。「サンゴ礁に優しい日焼け止め」を探してきました。店舗によって、商品があったりなかったり、値段が多少、変わるかもしれませんが参考にしてみてください。ちなみに店員さんが、一生懸命お勧めしてくれたのは、一番最後の【DERMACTION PLUS】の商品でした。軽い着け心地で、特に女性にお勧めかと思います。
【ビオレ】 |
【ビオレ】 |
【Watsons】 |
【Watsons】 |
【DERMACTION PLUS】 Advanced Sun Solar Barrier Water Drop Cream Gel 580バーツ |
【MIZUMI】 |
コンビニエンスストア「セブンイレブン」
あちらこちらにあるセブンイレブン。日本と同じ色合いの看板ですよ。
海外でもお気軽に入りやすいコンビニ。ここタイ・プーケットのセブンイレブンでも「サンゴ礁に優しい日焼け止め」を見つける事ができました。タイブランド「KA」というスキンケア用品をメインに作っているところの日焼け止め。
【KA】UV Whitening Soft Cream |
多くのダイバー愛用の日焼け止めもあるよ!
プーケットのインストラクターが販売している日焼け止め「Reef Repair」。100%天然素材で作っているので、子供も安心して使えます。プーケットでは、船上で販売しているところもあって多くのダイバーが愛用しております。Amazon(アマゾン)で海外発送もできますよ。
詳しくは→→→ Reef Repair
まとめ
今回は、タイ・プーケットのドラッグストアやコンビニで買える「サンゴ礁に優しい日焼け止め」をご紹介しました。一人一人使う日焼け止めは少しでも、世界中で年間14,000トンの日焼け止めが海へ侵入しているそうです。美しい海を次世代にも残していくために、海というお魚やサンゴのお家にお邪魔する気持ちを持ってマリンアクティビティーを楽しみましょう。プーケットでダイビングに興味がある方は、日本人スタッフ常駐のミスターオーシャンダイバーズへ。世界中のダイバーが魅了されるプーケットの海へご案内いたします。
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