ダイビングマスク 曇り止め

ダイビングマスク曇り止めのコツを教えます

ダイバーの皆さん、ダイビング中にマスクが曇ってしまい困ったことはありませんか?
せっかくの綺麗な水中なのに曇ってしまって何も見えない、見えなくてストレスや恐怖を感じるなど、マスクの曇りだけでダイビングの楽しさが半減してしまいよね。
今回は、どうやったらマスクを曇らない状態を維持できるのか、このコツを教えます。

このブログは、2006年からプーケットに住んでいるダイビングインストラターが書いています。ダイビングマスクがダイビングする度に曇ってしまう方、これから新しいダイビングマスクを買う予定の方のご参考になれば嬉しいです。

ダイビングマスクの曇り止め

ダイビングマスク 曇り止め
マスクが真っ白に曇ってスッキリと見えない・・・

ダイビングの前にちゃんと曇り止めしているのに曇ってしまうと言うダイバーの方は結構多く、曇るたびに何度もマスククリアをしているんですよね。私も同じ経験があるのでわかるのですが、マスクの曇り一つで本当にストレスなんです。

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なぜ曇るのか?

では、なぜダイビング中にマスクが曇ってしまうのか?
その主な原因は、結露油膜です。

まず、結露ですが、マスクの中の空気の温度と海水の温度の温度差によって起こってしまいます。
例えば、ダイビング中、鼻からマスクの中に息を吐くと事によってマスク内の温度が温められてしまい結露が起きてしまいます。ですので、ダイビング中はできるだけ、鼻呼吸をやめ口呼吸をするようにしましょう。

そして、もう1つの原因が、油膜です。
新品のシリコンゴム製のマスクには、製造過程の中でシリコンに油膜が付着したままになっており、とても曇りやすい状態になっています。また、肌に付ける日焼け止めやファンデーションなどの油分の含まれた化粧品類も曇りの原因となります。

「曇り止め」として使えるもの

ダイビングマスク 曇り止め
左)赤ちゃん用ボディーソープ 右)歯磨き粉

それではマスクを曇らないようにする「曇り止め」として使えるものをいくつかご紹介します。

1、曇り止め専用液

ダイビング器材販売店に行くと必ず売っている専用の曇り止め。色んなメーカーから販売されていて、ゼリー状、液体状のものなど大体、千円もしないくらいで買うことができます。曇り止めの効果は抜群です。

2、ボディーソープや中性洗剤

気軽にじゃばじゃばと使えるのが、シャンプーやボディソープ。中性洗剤でも良いのですが、きちんとすすいでないとマスクを顔に付けた時に残りの洗剤が目に入ってしまうことがあるので注意が必要です。なので、中性洗剤よりかは、赤ちゃん専用のボディソープだと目に入っても痛くないので使いやすいと思います。

3、歯磨き粉

ボディーソープや中性洗剤意外に気軽に使えるのが歯磨き粉。ジェル状の歯磨き粉より研磨剤がしっかり入っている歯磨き粉がオススメ。特に初めて新しいダイビングマスクを使う時には、一番最初に歯磨き粉にほんの数滴の水を合わせてクリーム状にしてから、ガラス部分の擦って油膜を取りましょう。

4、唾

一番、お金もかからずに曇り止めができるのがツバ。しかし、唾を使って曇り止めばかりをしていると、マスクのシリコン部分にカビが生えやすいので注意が必要です。

5、ダイビングマスク専用の曇り止めフィルム

ここ最近は、ダイビングマスクの内側のガラス部分に貼ることができる曇り止めフィルムが人気です。ただ、マスクの種類に合ったフィルムの販売になるので、いろんな形のダイビングマスクに使えないのが難点です。

曇り止めの仕方

ダイビングマスク 曇り止め
歯磨き粉をつけて曇り止め

必ず、毎ダイビング前に曇り止めをしましょう。心配な方は、30分や1時間前に曇り止めを付け、ダイビングが始まるまで放置しておくのも良いですよ。

曇り止めをダイビングマスクの内側のガラス面に付けて指の腹で擦ります。そして、水で洗っていきます。洗うときに指で擦らずに水桶にサラッとマスクを通すくらいにして、洗いすぎないのがコツです。また、新品のマスクや日焼け止めがシリコンゴム部分に付着している場合は、シリコンゴム部分も同じようにして洗い流しましょう。

初めて使う新品のマスクの場合、前日に水で薄めた中性洗剤の中に一晩つけ置きしておくのも良いですよ。

水中で曇ってしまったら

水中でダイビングマスクが曇ってしまったら、ほんの少しだけ水をマスク内に入れてマスククリア(水抜き)をしましょう。

でも、マスク内に水を入れた時に日焼け止めやファンデーションなどが一緒に流れ落ち、その油分でさらに曇ってしまうこともあります。なので、ほんの少しの曇りだったら、我慢しておく方がいいかもしれません。

まとめ

今回は、なぜマスクは曇るのか?どうやったらマスクを曇らない状態を維持できるのか?と言う曇り止めのコツのお話をしました。ダイビングのエントリー前は準備の時間が限られてしまい、じっくりと曇り止めに時間をかけることができないこともあります。でも、適当に済ませてしまうとダイビング中に曇ってしまって、そのダイビングが台無しになってしまうこともありますので、素早く丁寧に曇り止めを行えるように準備を進めましょうね。
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