今回は、フリーランスでダイビングツアーの引率をしているガイドゆかさんの「ゆかツアー」の皆さんとシミランとリチェリューロックの3泊4日のダイブクルーズに行ってきました。2020年3月にシミランクルーズに来た時以来の海外ツアーとのことでした。
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海外や日本でなかなか1人では行きにくいところのダイビングツアーを組んでいますよ。
たのしくいこぉ「https://yukafine.exblog.jp/」
このブログは、シミラン諸島のダイブクルーズに興味がある方やプーケットでダイビングをしたいと思っている方の参考になれば嬉しいです。
3年ぶりに海外ダイビングとシミランダイブクルーズへ
4日間通して雨は降りませんでしたが、朝と夜から吹く風が強くダイビングポイントを風の当たらない島陰と限定される日が多かったように思います。特にリチェリューロックの日は、高波で一度は潜れないかもと思いましたが、なんとか2ダイブすることができて本当に良かった!!
ダイビングスケジュール
【1日目】
1本目 スリーツリーズ(#9)
2本目 スナッパーアレー(#9)
3本目 コーラルリーフ(ボン島)
4本目 ボン島(ナイト、ボン島)
【2日目】
1本目 タチャイピナクル(タチャイ島)
2本目 リチェリューロック
3本目 リチェリューロック
4本目 タチャイピナクル(タチャイ島)
【3日目】
1本目 サウスオブエデン(#7)
2本目 ウエストオブエデン(#7)
3本目 ストーンヘンジ(#4)
4本目 ウォーターフォールベイ(#8)
【4日目】
1本目 ディープシックス(#7)
2本目 ナムチャイベイ(#9)
3本目 スナッパーアレー(#9)
シミラン諸島とリチェリューロックの水中の様子
透明度は、シミラン諸島もリチェリューロックも比較的良く20-25mくらい見える感じでした。ただ時々冷たい水や緑っぽく濁った水が入ってくることもありました。冷たい水が入ってくる時は、水温27度くらい・・・。普段が29度なのでたったの2度の違いですが冷えましたね。
1日目
初日はナイトダイブを含めて4ダイブのスケジュールでしたが、日本からの移動や当日の母船までの疲れもあったので、1本目と3本目だけ潜りました。スリーツリーズでは、エントリーした所がかなりの流れでとりあえず流れに流されながら、紙芝居のように風景が変わって行く感じでした。進んだところで流れが止まり、やっとゆっくりと魚を見ながらゆっくりできました。砂地では、オーロラパートナーゴビーやアンダマンジョーフィッシュ、チンアナゴなど。リーフ上には、固有種のブラックピラミッドバタフライフィッシュがたくさんいましたね!ボン島は、到着が遅れエントリー時間が遅くなってしまいましたが、中層を泳いで大物ゲットコース!!透明度が良くイエローバックフュージラーの群れが綺麗でした。
2日目
前日の夜のうちにリチェリューロックまで移動する予定でしたが、波が高すぎてボン島からタチャイ島へ移動して様子見。朝もまだ風が強かったので、タチャイピナクルで潜りました。流れはほどほどあったのですが、魚の群れの濃さがちょっと薄いような・・・。ここでもフュージラーはキレイでしたね。ムスジコショウダイやアンダマンスィートリップス、そしてゴシキエビの群れには興奮しました。少し風も落ち着いたようなので、リチェリューロックへ移動することに決まりました。船上にいる分にはさほど揺れは感じないのですが、エグジット時はかなりハードでした。そんな水中は、流れもなく最高〜!群れをメインで楽しんできました。
サンゴの周りには、色々な小魚がいーっぱいで、その周りでロウニンアジやカスミアジ、キツネフエフキなどが捕食していました。シェブロンバラクーダやブラックフィンバラクーダ、ツバメウオそして、ギンガメアジの群れの大きさとロウニンアジの個体の大きさにはびっくりしましたよ。
3日目
この日もまだ風が強く、予定していたダイビングポイントを変更して島陰へ。1日中のんびりした感じでダイビングをしてきました。1本目は、エイブルズエンジェルフィッシュやそれに擬態していると言われているミミックサージョンフィッシュを観察してきました。最後は、ロウニンアジとカスミアジの捕食シーンもお見事でしたね。2本目は、まつ毛がクルリンのインディアンバナーフィッシュやモンガラカワハギなどがいたり、3本目はワヌケヤッコやイヤースポットブレニーがいましたね。そして、4本目。ここではまゆ毛ちゃんことコラーレバタフライフィッシュの群れやクジャクベラのインド洋バージョンのマッコスカーズラスに夢中になってきましたよ!アンダマンダムゼルの数も多くて水底がキラキラと青く光っているのも個人的には良かったです。
4日目
最終日は、2ダイブだけして最後はゆっくり片付けやビールを飲んだりして下船までを過ごしていました。1本目は、流れが強くそしてエントリーした場所が流れの下だったということもあり、かなり頑張って泳ぎましたよ。頭上では、イソマグロがうろちょろしてたり、顔を真っ黒に色を変えたニジハギ達50匹ほど集まって放精放卵中でした。ハギの放精放卵は初めて見ましたよ。一瞬の出来事ですがかなり見応えあるシーンでした。ラストダイブのナムチャイベイ。大きなコーラルヘッドに魚やサンゴが豊富で50分中30分くらい張り付いて楽しんできました。キンギョハナダイがサンゴ全体を色鮮やかにしており、そこをよーく見るとハナダイギンポがいましたね。ここにもアンダマンスィートリップスがいましたよ。流れがほぼなかったので最後にゆっくりできて良かったです。
まとめ
今回はシミラン諸島とリチェリューロックの3泊4日の計15ダイブのダイブクルーズに行ってきました。透明度は良かったのですが、もう少し風が穏やかだったらもっと良かったですね。また今回は大物に出会うことができませんでしたが、海の中も船上も楽しく過ごせました。コロナになってからは初の海外でのゆかツアーだったそうですが、「思ったより普通に海外に出れるね!」という感想も頂きました。次はアサヒガニの時期に合わせてクルーズにお越しください。本当にありがとうございました。