日本からお越しのお客様。予定していた他国へのツアーが不催行になり急遽シミラン諸島のダイブクルーズに変えて遊びに来てくださいました。プーケットで1泊の宿泊プラス4泊5日のシミラン諸島ダイブクルーズ。それではダイブクルーズの様子をまとめてみました。
プーケット1泊のシミラン諸島4泊5日ダイブクルーズ
お客様は、日本から深夜便でプーケットへ。プーケット到着は朝の為、ダイブクルーズへ出発の18時まではデイユース利用でホテルでゆっくり!そして乗船。今シーズンから走り出した新艇「マンダリンクィーン9号」に乗って行ってきました。
ダイビングスケジュール
【ダイビング1日目】
1本目 スリーツリーズ(#9)
2本目 クリスマスポイント(#9)
3本目 ノースポイント(#9)
4本目 ドナルドダックベイ(#8)
【ダイビング2日目】
1本目 ウエストリッジ(ボン島)
2本目 ウエストリッジ(ボン島)
3本目 タチャイピナクル(タチャイ島)
4本目 タチャイピナクル(タチャイ島)
【ダイビング3日目】
1本目 リチェリューロック
2本目 リチェリューロック
3本目 リチェリューロック
4本目 アオパッカード(スリン諸島)
【ダイビング4日目】
1本目 タチャイピナクル(タチャイ島)
2本目 ウエストリッジ(ボン島 )
3本目 ブンスーンレック(カオラック沖)
シミラン諸島ダイブクルーズ
シミラン諸島からリチェリューロックまでのダイブクルーズの5日間、朝は雲が多かったのですが、朝のダイビングを終えた時間帯から青空が見え安定した天候の毎日でした。また乗船者の8割はタイ人のお客様ばかりだったせいかローカルの食事も多くお客様はとても喜んでいました。
ダイビング1日目
シミラン諸島9番をメインに過ごしたクルーズ初日。流れはそれほど強烈ではなかったものの急にやってくるサーモクラインのせいで流れが強くなったり流れ方が変わったりと振り回されました。サンゴの綺麗なスリーツリーズでは、ヤノダテハゼのインド洋版のオーロラパートナーゴビーやアンダマン海固有種のアンダマンジョーフィッシュを堪能。クリスマスポイントは穏やかな水中だったので、中層を泳ぎながら沖へ。大型のホワイトチップリーフシャークが水底30-35mで寝ていたり、小さい個体のサメは22m付近でグルグルと回っていました。またインド洋型のワヌケヤッコもキレイでしたね。
サーモクラインに思いっきりやられたのはノースポイント。ダイビング始めはいい感じに穏やかだったのですが、その後からはサーモクラインのせいで流れが強くなり大変でした。
この日のラストダイブはナイトダイブ。初めてナイトダイブに挑戦するお客様もスムーズに潜ることができました。魚は多くなかったのですが、その中でもドクウツボやゴシキエビの子供を見つけることができました。
ダイビング2日目
早速、ボン島へ北上。今シーズンは早々とマンタも出ているので期待は大きい。さてさて、中層には常にアンテナを張り巡らせながらまず目に入って来たのがキツネフエフキとアジ達が混ざった捕食ギャング。数の多さにびっくりでした。また深場ではトンガリサカタザメが泳いでいて、それにもテンションアップ。実はそれだけではなくこの後、親子のトンガリサカタザメに遭遇。なんと12mのあたりでで〜ん!ということでこの日はマンタはいませんでした。
そしてタチャイ島。透明度があまり良くなくそして流れも強烈。時々、岩に捕まって休憩しながらアジ狙い。ものすごい大きいロウニンアジやイソマグロに圧巻でした。
ダイビング3日目
リチェリューロックを朝から3本ダイビング。エントリーしてすぐの浅場のロウニンアジのグルグル。水族館に入ったみたいでお客様もビックリしていました。深場は緑色の濁りが強く、向う側でギンガメアジ群やキツネフエフキ群れがいるのは認識できるけど水の色が〜。涙 3本目あたりにはギンガメアジも上に上がって来てくれてなんとか近くで見ることができました。
3本目あたりから少し風が出て来たので、スリン諸島のアオパッカードへ。ハードコーラルが綺麗なダイビングポイントで癒し系ですが、夕方に入ったということもあり薄暗くちょっと残念。朝のうちに入りたかったですね。ここではアンダマン固有種のアンダマンフォックスフェイスをご紹介。なかなか遭遇しなくて、絶滅してしまったのかと思うくらい焦っていましたが最後の方でペアがいくつかいました。
ダイビング4日目
ダイビング最終日。朝方にスリン諸島からタチャイ島へ移動してここで朝イチのダイブを一本。まだ大物を見てなかったのでもちろん期待をして潜降しましたが、ん〜、しっくりこない・・・。ゴシキエビが水中の中で活き活きしてました。
そしてボン島へ。ここは2日前よりすごくてイエローバックフュージラーの大群が中層一面に途切れることなく続いていました。また流れもちょうど良かったので沖の方に出てみるとマダラエイ3枚が仲良く泳いでいましたよ。
最後は、カオラック沖のブンスーンレック。水面から5mまでは真っ青の海。徐々に潜降して水底の18mは残念ながら3−5mほどの透明度でした。でもロウニンアジの小さい個体やアーレンバーグスナッパーがたくさん。またここに多いハニーカムモーレイも見ることができました。
まとめ
今回は夜出発、夕方帰港のシミラン諸島4泊5日のダイブクルーズの様子をお伝えしました。お一人のお客様は、5年ぶりのシミランクルーズだったのですが今回は、あまり透明度が良くなかったのでが残念だったようです。しかしリチェリューロックのアジの群れには感激されていました。1日4本のダイビングと夜の宴会、みんなで楽しい時間を過ごせました。最終日の夜は、船上からビールも無くなってしまったり。笑 ご参加頂きありがとうございました。
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