ファンダイバーに人気のダイビングポイントの「シャークポイント」。中級者向けのダイビングポイントで、私が何度潜っていても水中の華やかさはプーケット近郊のダイビングポイントの中では一番素晴らしいところだと思っています。また、本当にサメっているんですか?と言う質問も多いので、今回は「シャークポイント」のご紹介をします。
これからシャークポイントを潜ってみたい方、潜ったことあるけど水中の様子を思い出せない方にぜひご参考になれば嬉しいです。
マリンパーク方面「シャークポイント」
プーケットからダイビングボートで2時間弱のところにある「シャークポイント」。海のど真ん中にポツンと小さな岩が飛び出していて灯台のようになっているのが目印です。
シャークポイントって本当にサメがいるの?
「シャークポイント」と名付けられたダイビングポイント。名前の由来となっているサメは、レオパードシャークと言って日本名だとトラフザメと言います。幼魚の時は、黒と白の縞模様なので、ゼブラシャークとも呼ばれてるんですよ。テンジクザメの仲間で、大人しい性格のサメ。砂地に寝ていることが多く、海の中で出会うときも寝ているシーンのことが多いかな?!
このトラフザメ、私がプーケットに来た2006年頃は、見れないのが不思議なくらい高確率で遭遇していました。雨季になるとトラフザメのオスがメスの尻尾を咥えている求愛シーンも見ることができていたのですが、近年、ダイバーの人口が増えるにつれ、トラフザメの遭遇率も減っていました。・・・が、このコロナ禍でダイバーが減った途端、見れるようになりました。でも、昔ほどではないんです。性格が大人しいうえにビビり屋だからなかなか難しいお魚です。
華やかな水中景観にも注目
トラフザメ以外にも私が大好きなシャークポイントの水中景観にもぜひ注目してほしいところ。潮の流れが多く入るダイビングポイントなので、ウミウチワが多く、しかも大きい!そして、ツボカイメンもあちらこちらにあって、ウミウチワとのセットを見ているとちょっと日本庭園のようにも見えてきます。またピンク色や紫色のトゲトサカも多いので、水中がとってもカラフルなんですよ。
インド洋固有種の水中生物もいるよ
華やかな水中景観の中に隠れているのが、インド洋固有種のお魚達。色んなところで見られるお魚、例えばカクレクマノミやハナミノカサゴなどももちろんいて、何度見ても可愛いのですが、ぜひシャークポイントに行ったらインド洋固有種のお魚も見てください。
2022年7月の今、ダイバーに人気なのが、タイガーテールシーホース。ウミウチワとかの隙間にちょこんと隠れてることが多く、大きさは10センチくらいはあるけどなかなか見つけるのが難しい・・・。黄色の個体が多いですが、たまに黒っぽい個体やクリーム色っぽい個体もいて、恥ずかしがり屋さんです。
他には、クマノミの仲間でトマトアネモネフィッシュもここならたくさんいます。ソフトコーラルの下に居ついている個体を見つけると、お花見中に見えてとっても可愛いですよ。幼魚個体も可愛いので、ぜひ探してみてください。
シャークポイントの潜り方
一の根、二の根と隠れ根になっているのですが、流れの上からスタートして流れの下で浮上するダイビングになります。外洋に位置している為、比較的流れがあることが多いですが、特に満月に近い時はさらに流れが強くなります。また水中では、潮の流れが複雑に混ざり合っているところは、ダウンカレントやアップカレントも入りやすいのですが、ダウンカレントに至っては水深がすごく深いわけではないのであまりびっくりしなくても大丈夫ですよ。また、潜降ロープはないので、フリー潜降ができることが大切になってきます。
シャークポイント周辺のダイビングポイント
シャークポイントの周りには、いくつかのダイビングポイントがあります。
- ドクマイ島
- キングクルーザー
- アネモネリーフ
それぞれに特徴が違った水中で、これらのダイビングポイントをまとめて「マリンパーク方面」と呼んでいます。プーケットの日帰りツアーでは、キングクルーザー、シャークポイント、ドクマイ島を潜るスケジュールが多いです。
↓ マリンパーク方面の一つ「キングクルーザー」もあわせてご覧ください。
↓ マリンパーク方面の一つ「ドクマイ島」もあわせてご覧ください。
マリンパーク方面のダイビング料金
マリンパーク方面に含まれるシャークポイント。やや難易度が高いダイビングポイントなので、体験ダイビングやオープンウォーターダイバー講習では、残念ながら行くことができません。すでにライセンスカードを持っている認定ダイバーのみツアーに参加することができます。
・マリンパーク方面3ダイブ ファンダイビング 4,000バーツ(割引中)
詳しいツアーの詳細はこちらからご覧ください。
まとめ
プーケットのダイビングポイント「シャークポイント」にサメは本当にいるのかと言う質問、そしてサメ以外のシャークポイントの華やかさ、シャークポイントで見られるお魚などについてまとめてみました。ファンダイビングに人気のダイビングポイントですが、流れがあったり、波があったり、また潜降ロープがないので中級者向け。少しブランクがあるダイバーもしくはビギナーダイバーは初日は、比較的穏やかなラチャノイ島やラチャヤイ方面を潜って、少し体慣らしをした後、2日目に潜るとぐっと楽しむことができると思います。プーケットでのダイビングは、ミスターオーシャンダイバーズへ!!