今回は、マリンパーク方面のダイビングポイントの一つ「ドクマイ島」のご紹介をします。中級者向けのダイビングポイントになっていて、私が何度潜っていても毎回違う魅力を見せてくれる所だと思いました。その魅力をご紹介したいと思います。
マリンパーク方面「ドクマイ島」
日本語では、ドクマイ島、タイ語だとコ=島、ドクマイ=花という意味を持つ「コ・ドクマイ(Koh Doc mai)」。
タイの仏教のお花、蓮の花のように水の真ん中に浮いているから、このような名前がつけられたと聞いた事があります。ダイビングボートが発着するチャロン港からは、ダイビングボートで1時間半進むと、切り立った島が見えてきます。
ドクマイ島の魅力
そのポツンと大海原にあるドクマイ島の魅力は何か?時には流れが強かったり、逆に流れがなかったり、当たり前ですが流れの強さが違うだけで、見られる魚も変わってきて何度潜っても面白いんですよね。
マクロな魚が面白いドクマイ島
ドクマイ島と言えば、小さな魚=マクロというイメージ。切り立った岩壁に沿って泳ぐと、大小の亀裂がいくつもあります。その隙間を水中ライトを照らして、覗いてみると小さなエビがいっぱい!!または、オレンジ色と青緑色が綺麗なジャンズパイプフィッシュが隠れてたりします。ウミウシは、ゆっくり泳ぎながら探せば、そこらじゅうにいっぱい!ダイバーに人気のタイガーテールシーホースも隠れていたりするんですよ。
マクロな魚だけではない!こんな水中景観もあるんだよ!
小さな魚が多いドクマイ島。どうしても小さな魚ばかりに目が行きがちになってしまうけど、まん丸お目目にしてみると、意外とサンゴが豊富で水中景観が綺麗なことに気づきます。特に島の角、コーナーになっているところでは、潮が当たりやすいので、ウミウチワやイソバナ、カイメンが立派に育っています。たぶん、ピピ島やシャークポイントよりも大きいのではないでしょうか?!
また流れがある日、岩壁反対側、外の方を眺めていると、中層にチラつくフュージラーの群れや時には、シェブロンバラクーダやイエローフィンバラクーダの群れを見ることもできます。
またドクマイ島の東側には、小さな洞窟が二つあって中に入っていくこともできます。北側の洞窟は水深21m、南側の洞窟は水深15mのところにあって、ダイバーが入っていける長さは3−4m程です。洞窟の中に、特別な魚がいるわけではありませんが、洞窟な中から入り口を見ると幻想的な空間を楽しむ事ができますよ。
ドクマイ島の潜り方
満月に近い時は、非常に流れが強いことが多く、そして風がある時は水面の波があることが多い場所になっています。小さな島なので、やや波がある時には、波のない方(西側か東側)に隠れて潜ることが多いです。また基本はドリフトダイビング。流れと一緒に泳ぐ潜り方になっていますが、流れがあまりにも強い時は流されすぎないように泳ぐのがとても難しいです。また、潜降ロープはないので、フリー潜降ができることが大切になってきます。
ドクマイ島の周辺のダイビングポイント
ドクマイ島の周りには、いくつかのダイビングポイントがあります。
- キングクルーザー
- シャークポイント
- アネモネリーフ
それぞれに特徴が違った水中で、これらのダイビングポイントをまとめて「マリンパーク方面」と呼んでいます。プーケットの日帰りツアーでは、キングクルーザー、シャークポイント、ドクマイ島を潜るスケジュールが多いです。
↓ マリンパーク方面の一つ「キングクルーザー」もあわせてご覧ください。
マリンパーク方面のダイビング料金
マリンパーク方面に含まれるドクマイ島。やや難易度が高いダイビングポイントなので、体験ダイビングやオープンウォーターダイバー講習では、残念ながら行くことができません。すでにライセンスカードを持っている認定ダイバーのみツアーに参加することができます。
・マリンパーク方面3ダイブ ファンダイビング 4,000バーツ(割引中)
↓ 詳しいツアーの詳細はこちらからご覧ください。
まとめ
プーケットとピピ島の間の外洋にあるダイビングポイント、ドクマイ島。ファンダイビングに人気のダイビングポイントですが、流れがあったり、波があったり、また潜降ロープがないので中級者向け。少しブランクがあるダイバーもしくはビギナーダイバーは初日は、比較的穏やかなラチャノイ島やラチャヤイ方面を潜って、少し体慣らしをした後、2日目に潜るとぐっと楽しむことができるでしょう!