スリン諸島やリチェリューロックはシミラン諸島と同様に、毎年10月中旬〜5月上旬の約半年間のみ入島が可能な期間限定の海域です。
日帰りツアーでも参加できますが、移動時間がかかるため、時間に余裕がある場合は、ダイブクルーズでじっくり楽しむのがおすすめです。
スリン諸島・リチェリューロックとは?豊かなサンゴ礁と魚群の海
スリン諸島は、美しい島々で構成されており、沖合にはタイ屈指のダイビングポイント「リチェリューロック」が広がります。色とりどりのサンゴ礁や魚群、大型生物まで観察できるこの海は、まさに海中の宝石箱です。
また、島の一部には、かつて船上生活をしていた民族「モーケン族」が暮らしています。タイ政府から与えられた土地で今も伝統的な暮らしを続ける姿は、島の文化的魅力のひとつです。
スリン諸島の場所とアクセス
カオラック北部のナムケム港から、スリン諸島までは約65km。スピードボートで片道1時間半〜1時間45分。
プーケット滞在の場合の日帰りトリップは、プーケット→ ナムケム港(車で2時間半移動)→ スピードボートでスリン諸島へ。移動が長いので朝早く出発、夜にプーケットへ戻る形になります。
スリン諸島のダイビングポイント
アオ・パッカード
スリン諸島で最も大きな島「スリン・タイ」の南東に位置するダイビングポイントです。水深3〜15mに広がる見事なハードコーラルの群生が、このポイント最大の見どころ。
色鮮やかで生き生きとしたサンゴ礁の周りには、スズメダイやチョウチョウウオなどカラフルな魚たちが集まります。さらにウミガメと出会えるチャンスもあります。
砂地では、チンアナゴやエイ、固有種のジョーフィッシュやハゼの姿も観察でき、多彩な海の生き物たちが楽しめます。
トリンラピナクル
スリン諸島の南に位置する「トリンラ島」は、離れ根のダイビングポイントです。水底には大小のピナクル(岩礁)が積み重なり、スロープ状のリーフが広がっています。
浅い場所で約10m、深い場所では30m近くまで水深があり、潮の影響を受けやすいため、流れが強くなることがあります。そのため、アドベンチャー感のあるダイビングポイントです。ここは朝一番に潜ると、カンムリブダイやアカマダラハタ、エイに会えたり、時にはホワイトチップリーフシャークが泳いでいる時もあります。
タートルレッジ
穏やかな流れと固有種の魚が多く、初心者から上級者まで楽しめる環境です。特にウミガメの観察が人気で、透明度の高い水中でのダイビングは非常に魅力的です。
リチェリューロック
スリン諸島から南東約18kmに位置する隠れ根のポイント「リチェリューロック」は、まさに「海中の宝石箱」と呼ぶにふさわしい場所です。
種類豊富なサンゴ礁と多彩な魚影に魅了され、世界中のダイバーがここを目指して訪れます。
大物生物やワイドな水中景観を楽しめるだけでなく、ニシキフウライウオやシーホースなどのマクロ生物も観察可能。探せば探すほど宝物が見つかる、まさにダイバーの夢のようなポイントです。
スリン諸島で見られる魚
サンゴ礁の周りでは、シミラン諸島ではあまり見られない固有種のアイゴやクマノミが数多く生息しています。さらに、ジンベイザメのような大物をはじめ、バラクーダやロウニンアジ、ギンガメアジの群れが織りなす迫力のシーンもダイバーに人気です。
一方で、砂地や岩場を探せば、シーホースやニシキフウライウオ、ジョーフィッシュなどのマクロ生物も観察でき、フォト派ダイバーを魅了します。
スリン諸島の透明度とベストシーズン
潜れる時期 | 10月中旬〜5月上旬 |
レベル | 初級者・中級者〜 |
流れ | 時に強い |
透明度 | 15〜30m |
水温 | 27〜30度 |
スリン諸島の透明度はシミラン諸島と比べると大きな差はありません。サンゴ礁が非常に豊かで、透明度の“抜け感”よりも「カラフルさ・魚影の濃さ」が際立ちます。浅場のサンゴが多いので、太陽光が差し込むと水中がさらに明るく感じます。
乾季と雨季の違い
乾季10月中旬〜5月上旬は、スリン諸島海洋国立公園が開園する時期です。風や波が穏やかで安定した海況が広がります。
一方、雨季(5月中旬〜10月頃) は雨が多くなり、スリン諸島海洋国立公園は、風や波が高いため入園することが禁じられています。
スリン諸島と他のダイビングポイントの違い
スリン諸島はタイでもトップクラスの透明度と自然保護が徹底された海域で手付かずのサンゴ礁が広がっていますが、プーケット周辺には他にも魅力的な海があります。
1.シミラン諸島
・乾季限定(10月〜5月)、クルーズ参加がお勧め
・初心者から潜れるポイントもある
2.ラチャヤイ島
・沈船や人工リーフなどの魚礁がたくさんある
・帰港時間が早い
3.ラチャノイ島
・マンタの大物の期待やウミガメの遭遇率も高い
・初心者から潜れる、穏やかなポイント
4.マリンパーク方面
・大物とマクロの両方が楽しめ、それぞれの景観も違う
・流れと深さがあるので、中級者以上のファンダイビング向け
5.ピピ諸島
・初心者でも潜れるが、ラチャヤイ島より流れがあり透明度は下がる
・ウミガメやサメが多くいる
6.カタビーチ
・カタビーチが穏やかな乾季限定(11月〜4月)
・初心者から潜れて、マクロな魚が多い
FAQ -よくあるご質問-
A. はい。スリン諸島の島周りにある「アオ・パッカード」や「タートルロッジ」は、水深が浅めで流れも穏やかなため、初心者の方でも安心して潜ることができます。
一方、外洋に位置する「リチェリューロック」では、スムーズな潜降や中性浮力のコントロールが求められるため、ある程度の経験がある方におすすめです。
A. はい、できます。
船が出港する港は、プーケットではなくカオラック北部からです。プーケット滞在中の方は、朝早くホテル送迎→ナムケム港→スピードボートで出発となります。ダイブ本数は2本となります。
A. タイを代表する大物ポイントで、マンタやジンベイザメに出会えるチャンスがある海域です。魚影が非常に濃く、ソフトコーラルも美しいですが、外洋にあるため流れが入ることもあります。
スリン諸島ダイビングのスケジュール
スリン諸島/リチェリューロック日帰り
5:30 | ご宿泊ホテルへお迎え(ホテルの場所によりお迎え時間が変わります) |
8:00 | ナムケム港到着(担当ガイドとは港で合流します) |
8:45 | 母船停泊地へ向けスピードボートにて出発 |
10:30 | 母船に到着 |
11:00 | ダイビング1本目 |
12:00 | 昼食 |
13:30 | ダイビング2本目 |
15:30 | 母船から港に向けスピードボートにて出発 |
17:00 | ナムケム港到着 |
20:00 | ホテル到着(ホテルの場所により到着時間が変わります) |
スリン諸島/リチェリューロック1泊2日
1日目 | |
5:30 | ご宿泊ホテルへお迎え(ホテルの場所によりお迎え時間が変わります) |
8:00 | ナムケム港到着(担当ガイドとは港で合流します) |
8:45 | 母船停泊地へ向けスピードボートにて出発 |
10:30 | 母船に到着 |
11:00 | ダイビング1本目 |
12:00 | 昼食 |
13:30 | ダイビング2本目 |
17:00 | ダイビング3本目(もしくは18:30ナイトダイブ) |
20:00 | 夕食 |
2日目 | |
6:00 | 起床 |
7:00 | ダイビング1本目 |
8:00 | 朝食 |
10:30 | ダイビング2本目 |
12:00 | 昼食 |
13:30 | ダイビング3本目 |
15:30 | 母船から港に向けスピードボートにて出発 |
17:00 | ナムケム港到着 |
20:00 | ホテル到着(ホテルの場所により到着時間が変わります) |
スリン諸島/リチェリューロック2泊3日
1日目 | |
5:30 | ご宿泊ホテルへお迎え(ホテルの場所によりお迎え時間が変わります) |
8:00 | ナムケム港到着(担当ガイドとは港で合流します) |
8:45 | 母船停泊地へ向けスピードボートにて出発 |
10:30 | 母船に到着 |
11:00 | ダイビング1本目 |
12:00 | 昼食 |
13:30 | ダイビング2本目 |
17:00 | ダイビング3本目(もしくは18:30ナイトダイブ) |
20:00 | 夕食 |
2日目 | |
6:00 | 起床 |
7:00 | ダイビング1本目 |
8:00 | 朝食 |
10:30 | ダイビング2本目 |
12:00 | 昼食 |
13:30 | ダイビング3本目 |
17:00 | ダイビング3本目(もしくは18:30ナイトダイブ) |
20:00 | 夕食 |
3日目 | |
6:00 | 起床 |
7:00 | ダイビング1本目 |
8:00 | 朝食 |
10:30 | ダイビング2本目 |
12:00 | 昼食 |
13:30 | ダイビング3本目 |
15:30 | 母船から港に向けスピードボートにて出発 |
17:00 | ナムケム港到着 |
20:00 | ホテル到着(ホテルの場所により到着時間が変わります) |
ダイビング専用ボートについて
プーケットのダイビングボートは、ダイバーのために設計された専門の大型船です。
快適さと安全性を重視した構造になっており、エントリーやエキジットがしやすいのはもちろん、移動中もリラックスして過ごせるよう工夫されています。詳しくはこちらから。
ミスターオーシャンダイバーズが選ばれる理由
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アットホームな雰囲気
小さなショップならではの温かさ。リラックスできる環境づくりと柔軟な対応を心がけています。
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ブリーフィングや船上でのサポートもすべて日本語。初めての方にも分かりやすく丁寧にご案内します。
安全第一の少人数制ガイド
1グループは最大2〜4名まで。お客様それぞれのスキルや目的に合わせ、無理のないペースで安心して潜れます。