世界屈指のタイ海洋国立公園シミラン諸島でダイビング

プーケットから北西100km離れた所にあるシミラン諸島。アンダマン海に浮かぶシミラン諸島はタイで最も美しい島と言われており、諸島周辺約140平方kmにわたってタイ海洋国立公園に指定されています。

シミラン諸島は毎年10月中旬頃から5月上旬の約半年間だけダイビングやシュノーケリングをすることができる期間限定の海です。真っ青に透き通る透明度や活力に満ちた華やかなサンゴ礁や自然とできた海底遺跡のような地形、マンタやジンベエザメなどの大物との遭遇などが期待できるので、世界各国からたくさんのダイバーが訪れます。

日帰りツアーでもご参加可能ですが、もしお時間があるならダイブクルーズが断然オススメです!

シミラン諸島周辺の基本情報

「シミラン」の語源の由来は、マレー語の数字の9を意味するSembilanから訛ってできたと言われています。シミラン諸島は南北に細長く9つの島から成り、シミラン諸島からひとつ北上するとボン島、さらに北にはタチャイ島。そして最北端のミャンマーとの国境近くにはスリン諸島海洋国立公園が5つの群島からできております。このスリン諸島の沖合には、タイのダイビングポイントの中でも有名なリチェリューロックがあります。

シミラン諸島周辺の透明度は高く、海洋生物が豊富に生息しています。水深はどこのダイビングポイントでも20-30mはあり、時に潮の流れが強いことがありますので、ブランクダイバーや初心者ダイバーの方は、スキルアップやリフレッシュをされてからご参加いただくことをお勧めします。

潜れる時期10月中旬〜5月上旬
所要時間パンガータプラム港から高速船で片道1時間半
レベル中級者〜
流れ時に強い
透明度15〜30m
水温27〜30度

【シミラン諸島のダイビングポイント】

(クリックすると拡大します)

シミラン諸島ダイビングポイント名

・ボルダーシティー
・シャークフィンリーフ
・ハネムーンベイ(4番)
・ストーンヘンジ(4番)
・チャイニーズウォール(4番)
・ツナレック(5番)
・アニタズリーフ(5,6番)
・モニュメント(5,6番)
・イーストオブエデン(7番)
・ウエストオブエデン(7番)
・ディープシックス(7番)
・エレファントヘッドロック
・ビーコンリーフ(8番)
・ウォーターフォールベイ(8番)
・タートルロック (8番)
・ドナルドダックベイ(8番)
・モーリングベイ(9番)
・クリスマスポイント(9番)
・スリーツリーズ(9番)
・ノースポイント(9番)
・ブレックファーストベント(9番)
・スナッパーアレー(9番)
カラフルな珊瑚礁が咲き乱れていて、中央部分は青い海が透けて見えます。

シミラン諸島

9つの島があるシミラン諸島は、島の東側は真っ白な砂地とサンゴ礁が広がる癒し系や女性らしい優しい雰囲気のポイントが多くあります。また反対の西側は、男性らしい強さを感じるゴツゴツとした岩が多く、ポイントによっては不思議な地形がたくさんあります。ダイビングポイントの数が多いので、それぞれのダイビングで違ったっ表情の水中を楽しむことができます。
水中の生物は、インド洋固有種のクマノミ、ハゼ、チョウチョウウオなどをはじめ、これは見たいと思うような大物を見れるチャンスもあります。
また、8番の島のビーチにある展望台「バランスロック」は絶景です!
青い海の中を泳ぐマンタレイとダイバーと見えます

ボン島

シミラン諸島から約20km北上したところにあるボン島。
島の西側は、ゴツゴツと鋭い岩が張り出していて、そのまま水深35mくらいまで続いています。
その根のあたりにマンタが捕食やクリーニングの為に入ってくるのを狙ってダイビングをしていきます。
マンタ以外にも、ナポレオンフィッシュやブラックチップリーフシャーク、マダラエイなどのちょっとドキッとするような生物にも会えるチャンスがあります。
曜日を合わせれば、日帰りツアーでも訪れることができますよ!

青い海の中を泳ぐジンベエザメの周りには小さなか坂がたくさんいるのが見えます。

タチャイ島

ボン島からさらに北へ20km上がったところにあるタチャイ島。
島周りは、癒し系のコーラルリーフですが、メインで潜る島の沖合にあるタチャイピナクル。
ポイントの中心にあるドーム状の岩の周りに、大きな岩が積み重なっている地形で、とにかく魚影が濃く、大物を狙いやすいところになっています。
比較的、流れのあるところですが、流れがないと面白くないところでもあります。
中層には、数種類のタカサゴの群れが絨毯のように広がっており、その沖合にはバラクーダの群れ、アジの群れと求愛、そしてその中から、ジンベエザメやマンタが湧き上がってくるような水中になっています。

赤い枝の珊瑚礁は白いポリプが開いており、その中に黄色のシーホースがぶら下がっています。

リチェリューロック

スリン諸島から南東に約18kmのところにある隠れ根のポイントのリチェリューロック。
「海中の宝石箱」と言っても過言ではないくらい種類豊富なサンゴ礁、魚影や魚種が多く世界中のダイバーがここを目指してやってきます。
大物生物や水中景色のワイド系とニシキフウライウオやシーホースなどのマクロ系の両方を楽しめ、探せば探すだけ宝物が出てくるようなダイビングポイントです。
1ダイブでは物足りないので、ダイブクルーズのほとんどが最低2ダイブは潜るスケジュールとなっています。
砂の上に横たわる大きなピンクウィップレイが見えます

スリン諸島

スリン諸島は、タイとミャンマーの国境近くにあり、シミラン諸島よりも距離があるため、アクセスできるツアーがそれほど多くありません。
また、島の一部分には、かつで船上生活をしていた民族「モーケン族」がタイ政府から島を与えられ住んでいます。
スリン諸島周辺の水中は生き生きとしたサンゴ礁が多いのが特徴で、カンムリブダイを始めとする大きめの魚、その他にはエイ、カメ、固有種のジョーフィッシュやハゼなど見ることができます。

シミラン諸島
日帰りモデルスケジュール

6:00
ご宿泊ホテルへお迎え
8:00
タプラム港到着
8:30
シミラン諸島へ向け出発
10:00
シミラン諸島・母船に到着
10:30
ダイビング1本目
12:00
昼食
13:00
ダイビング2本目
15:00
母船からタプラム港に向け出発
16:30
タプラム港到着
18:30
ホテル到着

シミラン/リチェリューロック
2泊3日モデルスケジュール

【初日】

6:00
ご宿泊ホテルへお迎え
8:00
タプラム港到着
8:30
シミラン諸島へ向け出発
10:00
シミラン諸島・母船に到着
10:30
ダイビング1本目
12:00
昼食
13:00
ダイビング2本目
16:00
ダイビング3本目
18:00
ダイビング4本目(ナイトダイブ)
20:00
夕食

【中日】

6:00
起床
7:00
ダイビング1本目
8:00
朝食
10:30
ダイビング2本目
12:00
昼食
13:00
ダイビング3本目
16:30
ダイビング4本目
19:30
夕食

【最終日】

6:00
起床
7:00
ダイビング1本目
8:00
朝食
10:30
ダイビング2本目
12:00
昼食
13:00
ダイビング3本目
15:00
母船からタプラム港に向け出発
16:30
タプラム港到着
18:30
ホテル到着