プーケットから行くピピ諸島|美しい水中景観でダイビング

映画『ザ・ビーチ』(主演:レオナルド・ディカプリオ)で一躍有名になったピピ諸島。
石灰岩でできた迫力ある景観と息を呑むほどの美しい海が広がっています。水中にはカラフルな魚たちの群れや多彩な魚種が生息し、シュノーケリングやダイビングを楽しむ人々を魅了してやみません。

ピピ諸島とは?美しい景観と出会える海

ピピ諸島は6つの島々からなるタイの国立公園です。

1)ピピ・ドン島(Phi Phi Don)
ピピ諸島の中で一番大きな島で、観光や宿泊の拠点として最も発展している島です。ピピ諸島へのアクセスの中心港があり、多くのボートツアーが発着しています。

2)ピピ・レー島(Phi Phi Leh)
映画『ザ・ビーチ』の舞台になった「マヤベイ」で有名で、切り立った岩壁に囲まれるようにある青く透き通ったラグーンがある。宿泊施設はなく、観光やダイビングやシュノーケリングで訪れる島です。

3)ビダ・ナイ島(Bida Nai)
切り立った岩壁に囲まれ、島そのものは観光向きではないが、周辺の海は魚影が濃く、ダイビングやシュノーケリングで有名な島です。

4)ビダ・ノック島(Bida Nok)
小さな岩島で、断崖絶壁が海に落ち込む地形。水中は魚群やサンゴが豊富でダイビングやシュノーケリングで一番人気のある島です。

5)モスキート島(Mosquito Island / Koh Yung)
ピピ・ドン島の北側にある白い砂浜が特徴的な無人島です。夕方になるとかが多くなる島、主にシュノーケリングツアーで訪れる島です。

6)バンブー島(Bamboo Island / Koh Pai)
ピピ・ドン島の北側にある真っ青なラグーンとエメラルドグリーンの海が特徴的な無人島です。その昔、たくさんの竹が生えていたことから名前がつけられました。主にシュノーケリングツアーで訪れる島です。

現在の多くのダイビングツアーでは、ピピ諸島とマリンパーク方面にあるシャークポイントを巡るスケジュールが組まれております。

ピピ諸島の場所とアクセス

プーケットのチャロン港からピピ諸島までは、南東へ45kmほど。ダイビング専用のボートに乗って片道2時間半の道のりです。途中、ドクマイ島(マリンパーク方面)などいくつかの切り立った地形の島々を眺めながら移動できます。

ピピ諸島のダイビングポイント

海のど真ん中に二つの島が見えます

ビダナイ

海のど真ん中にそびえ立つビダナイ(写真、左)とビダノック(写真、右)はピピ諸島の中で代表的なダイビングポイント。
島の西側は断崖絶壁の地形でできており、水底25mまで落ち込んでる地形です。大きなウミウチワや綺麗なウミトサカが咲き乱れているのに対して、逆の東側は広い砂地が混じるなだらかなリーフになっております。
浅場にはイソギンチャクがびっしりとあり、ここプーケットで見られるクマノミの多くがここで見ることができます。

黄色のキンセンフエダイの群れの真ん中に一人のダイバーがいます

ビダノック

スロープ上にできたサンゴリーフとギザギザとした岩肌がダイナミックな地形を作り出すビダノック。
水中全体に広がる種類豊富で色とりどりなサンゴ礁も見どころのひとつです。
魚の種類が多く、フエダイやアジの群れ、カメ、水深3mのところではブラックチップリーフシャークがよく出現しています。
また、プーケットから行ける日帰りツアーの中で、最もジンベエザメの遭遇率も多いためダイバーの人気のダイビングポイントです。

岩の隙間を泳いでいるウミガメが見えます

タートルロック

ピピ諸島の中で2番目に大きいピピレー島の西側にある。
比較的浅いポイントで、流れもほとんどないので、ゆっくり潜ることができます。
少しずつ波によって削られてできたオーバーハングのところでは、光と影のコントラストが楽しめたり、水中全体に広がる種類豊富なサンゴ礁も見どころのひとつです。カメの遭遇率はここが一番高いです。

サンゴと砂地でできたところに1匹のグレー色のさめが見えます

パロンウォール

ピピレー島の西側、タートルロックのさらに北に位置するポイント。
ここも比較的浅いポイントで、3〜5mの棚になっているリーフにはブラックチップリーフシャーク(ツマグロ)が生息していることでダイバーに人気のポイントです。
浅いところから続くサンゴの傾斜部分では、カメがご飯を食べていたり、大きなロブスターが隠れていたりします。

ピピ諸島で見られる魚

ピピ諸島では、インド洋でしか見られない魚や群れが多く生息しています。特にフエダイやクマノミ、キンチャクダイの種類が多く他のダイビングポイントより多く生息しています。またポイントによっては、ブラックチップリーフシャーク、トラフザメ、ウミガメ、バラクーダの遭遇率も多いです。

ピピ諸島の透明度とベストシーズン

潜れる時期一年中
レベル初心者〜
流れ弱い
透明度5〜20m
水温29〜30度

ピピ諸島の透明度はラチャヤイ島やラチャノイ島に比べると高くはありません。透明度よりも魚影や地形の迫力が魅力です。潮の流れはダイビングポイントによっては弱いので、初心者からダイビングをすることができます。

乾季と雨季の違い

乾季(11月〜4月頃)はプーケットのベストシーズン。風や波が穏やかで安定した海況が広がります。
一方、雨季(5月〜10月頃) は雨が多くなり、ピピ諸島までの道中は波が高く、水も濁りやすいため、透明度は乾季より低くなることが多いです。ピピ諸島のダイビングは乾季がベストです。

ピピ諸島と他のダイビングポイントの違い

ピピ諸島は迫力満点の景観と魚影の濃さが初心者から上級者まで人気ダイビングポイントですが、プーケット周辺には他にも魅力的な海があります。

1.ラチャヤイ島

・安定した穏やかさで初心者から潜れる
・沈船や人工リーフなどの魚礁がたくさんある
・帰港時間が早い

2.ラチャノイ島

・サンゴの量がラチャヤイ島より多く、透明度がさらに高い
・マンタの大物の期待やウミガメの遭遇率も高い
・初心者から潜れる、穏やかなポイント

3.マリンパーク方面

・シャークポイント、アネモネリーフ、ドクマイ島、キングクルーザー(沈船)から成る
・大物とマクロの両方が楽しめ、それぞれの景観も違う
・流れと深さがあるので、中級者以上のファンダイビング向け

4.シミラン諸島

・世界的にも有名なダイブポイント。地形、魚群、大物とバリエーション豊か
・乾季限定(10月〜5月)、クルーズ参加がお勧め
・初心者から潜れるポイントもある

5.スリン諸島

・乾季限定(10月〜5月)、クルーズ参加がお勧め
・手つかずのサンゴと魚の群れに迫力がある、マクロからワイドまでバリエーション豊富
・初心者から潜れるポイントもあるが中級者以上が望ましい

6.カタビーチ

・少ない空き時間で潜れるビーチダイビング
・カタビーチが穏やかな乾季限定(11月〜4月)
・初心者から潜れて、マクロな魚が多い

FAQ -よくあるご質問-

A. ピピ諸島のダイビングは、乾季の11月~5月上旬がベストシーズンです。雨季は波が高くなるため、ピピ諸島までの道中は船が揺れ、水が濁りやすいことが多いです。

A. はい、ピピ諸島は初心者でも参加できます。ラチャノイ島やラチャヤイ島より、流れの強さや波が大きいことがありますので、体験ダイビングでご参加の場合は、過去に数回でも経験がある方がお勧めです。

A. できません。乾季の11月〜4月頃までは、マヤベイの沖合に停泊して昼食をとることがありますので、ビーチの様子を見ることはできます。

ピピ諸島ダイビング1日のスケジュール

7:00ご宿泊ホテルへお迎え(ホテルの場所によりお迎え時間が変わります)
8:30チャロン港出港(担当ガイドとは港で合流します)
11:30ダイビング1本目(ピピ諸島)
12:30昼食
13:30ダイビング2本目(ピピ諸島)
15:30ダイビング3本目(シャークポイント)
18:30チャロン港到着
19:30ホテル到着(ホテルの場所により到着時間が変わります)

ダイビング専用ボートについて

プーケットのダイビングボートは、ダイバーのために設計された専門の大型船です。
快適さと安全性を重視した構造になっており、エントリーやエキジットがしやすいのはもちろん、移動中もリラックスして過ごせるよう工夫されています。詳しくはこちらから。

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1グループは最大2〜4名まで。お客様それぞれのスキルや目的に合わせ、無理のないペースで安心して潜れます。