プーケットで沈船・魚影・地形を楽しむマリンパーク方面ダイビング

プーケットとピピ島の間にある外洋のダイビングポイントのマリンパーク方面。
4つのダイビングポイントから成るところで、それぞれに水中景観がガラリと変わり、水中いっぱいに群れる魚やサンゴ礁の種類や多さはまさに水族館。水中生物もマクロ系とワイド系の両方を楽しむことができることから多くのダイバーの人気ポイントです。

マリンパーク方面とは?プーケットで沈船・魚影・地形

マリンパーク方面は、4つのダイビングポイントからなる外洋のポイントです。

1)ドクマイ島(Koh Docmai)
プーケットから一番近い小さな島。ドロップオフのように切り立った地形が特徴的なため、ダイビングに最適です。

2)シャークポイント(Shark Point)
パンガー県に位置する外洋のポイント。かつてトラフザメが多く生息していたことから名前がつけられました。

3)キングクルーザー(King Cruiser)
パンガー県に位置する外洋のポイントで、水底33mのところに沈むキングクルーザーという沈船があり、魚影の濃さ有名です。

4)アネモネリーフ(Anemone Reef)
パンガー県に位置する外洋のポイント。名前の通りイソギンチャク(アネモネ)が豊富で、華やかなダイビングポイントです。

基本的にはキングクルーザー・シャークポイント・ドクマイ島 を潜りますが、海況やポイントの状況によりアネモネリーフに変更になることもあります。
またマリンパーク方面では、流れが強い日があり、潜降ロープがないポイントもあります。そのため、以下の条件を満たす中級者以上のダイバーにおすすめです。

・自由潜降ができる
・中性浮力をコントロールできる
・耳抜きに問題がない

潜ってみたいけれどスキルに不安があるという方は、初日にラチャヤイ島やラチャノイ島で肩慣らしをした後の2日目以降のご参加をおすすめいたします。

マリンパーク方面の場所とアクセス

プーケットのチャロン港から、ダイビング専用ボートでアクセスします。一番近いドクマイ島までは1時間20分、一番遠いキングクルーザーまでは2時間かかります。
マリンパーク方面は、プーケットとピピ諸島のほぼ中間に位置しており、外洋ならではの豊かな海を楽しめます。

マリンパーク方面のダイビングポイント

真っ黒な洞窟の中から見る外側は青く色が抜けて見えます

ドクマイ島

タイ語で「花」と言う意味を持ち、海のど真ん中にポツンとあります。
島が花で咲き乱れているのかと思いきや、ポツンと浮かぶ姿が仏教の代表的な蓮の花に似ているからだそうです。

切り立った岩壁がそのまま水中まで続いているのでドロップオフが特徴的で、ドリフトダイビングを楽しむスタイルになっております。

壁にはマクロな水中生物、ウミウシやハコフグの幼魚、岩の裂け目を覗くとエビやヨウジウオの仲間、壁と反対側の中層エリアには、大型のバラクーダやタカサゴの群れが生息しております。

またシーホースやニシキフウライウオなどの擬態上手な生物も生息しているので、じっくり探すのも面白いです。

砂の上に寝ている黄土色のトラフザメの後ろにはダイバーが一人います。

シャークポイント

トラフザメがよく見られることから、シャークポイントと名付けられダイバーにとても人気の高いダイビングポイントになっています。
海のど真ん中にポツンと灯台が立っており、一番北側が1の根、南に向かって2の根、3の根と隠れ根が続いています。
近年はダイバーの数も増え、トラフザメに出会えるチャンスは減ってしまいましたが、その昔はダイバーの数が少ない雨季になるとサメの求愛行動も見れるくらいたくさんいました。
サメ以外にも、水中の根回りにはお花が咲き乱れるようにウミトサカ、大きなウミウチワやカイメンがあり、一本のダイビングだけでは足りなくらい内容の濃い水中になっております。

沈船の周りにはたくさんの魚が群れています

キングクルーザー

1997年5月に沈んだ大型のフェリー。プーケットに運ばれる前は「日本六甲丸」と言う名前で日本で活躍していました。

最大水深33mのところに沈んでいるキングクルーザーは、魚影の濃さが見どころです。沈船の形が見えないくらいの魚が群れています。

代表する魚が、フエダイやバラクーダの群れ。
またその魚影の中で、魚達の弱肉強食の世界も繰り広げられており、一瞬たりとも逃さずに見てほしい景観です。
ここ近年は、沈船にウミトサカが群生してきて、とても色鮮やかになっています。

イソギンチャクが広がっている周りには黄色のキンセンフエダイが群れています

アネモネリーフ

シャークポイントとキングクルーザーの近くにある隠れ根のダイビングポイント。シャークポイントとほど大きくはありませんが、根回りにびっしりとイソギンチャクが覆い尽くし、たくさんのクマノミが生息しております。
少し潮当たりの良いところに行くと、バラクーダの群れやツムブリ、タカサゴの群れが中層を賑やかにしてくれています。
また、砂地に寝ているトラフザメに出会える時もあります。

マリンパーク方面で見られる魚

マリンパークは魚影が濃く、多彩な熱帯魚が観察できるポイントです。ダイバーに人気のトラフザメやバラクーダ、フエダイの群れ。サンゴ礁周りにはハナミノカサゴやコウイカ、たくさんのフグやクマノミ。マクロ生物は、ウミウシやエビ、ヨウジウオ、シーホースなどを観察することができます。沈船やリーフの地形と組み合わせることで、写真撮影や観察がとても楽しいスポットです。

マリンパーク方面の透明度とベストシーズン

潜れる時期一年中
レベル中級者〜
流れ時に強い
透明度5〜20m
水温29〜30度

マリンパーク方面の透明度は、ラチャヤイ島やラチャノイ島に比べるとやや低めです。しかし、沈船・魚影・地形の迫力が大きな魅力で、ダイナミックなダイビング体験が楽しめます。

乾季と雨季の違い

乾季(11月〜4月頃)はプーケットのベストシーズン。風や波が穏やかで安定した海況が広がります。
一方、雨季(5月〜10月頃) は雨が多くなり、風が強く吹く傾向にあります。マリンパーク方面までの道中は波が高く、水も濁りやすいため、透明度は乾季より低くなることが多いです。マリンパーク方面のダイビングは乾季がベストです。

マリンパーク方面と他のダイビングポイントの違い

マリンパーク方面は潮の流れと深さが他のダイビングポイントよりあるため中級以上の方にお勧めです。プーケット周辺には他にも魅力的な海があります。

1.ラチャヤイ島

・安定した穏やかさで初心者から潜れる
・沈船や人工リーフなどの魚礁がたくさんある
・帰港時間が早い

2.ラチャノイ島

・サンゴの量がラチャヤイ島より多く、透明度がさらに高い
・マンタの大物の期待やウミガメの遭遇率も高い
・初心者から潜れる、穏やかなポイント

3.ピピ諸島

・映画「ザ・ビーチ」で有名で、景観と魚影の濃さが人気
・初心者でも潜れるが、ラチャヤイ島より流れがあり透明度は下がる
・ウミガメやサメが多くいる

4.シミラン諸島

・世界的にも有名なダイブポイント。地形、魚群、大物とバリエーション豊か
・乾季限定(10月〜5月)、クルーズ参加がお勧め
・初心者から潜れるポイントもある

5.スリン諸島

・乾季限定(10月〜5月)、クルーズ参加がお勧め
・手つかずのサンゴと魚の群れに迫力がある、マクロからワイドまでバリエーション豊富
・初心者から潜れるポイントもあるが中級者以上が望ましい

6.カタビーチ

・少ない空き時間で潜れるビーチダイビング
・カタビーチが穏やかな乾季限定(11月〜4月)
・初心者から潜れて、マクロな魚が多い

FAQ -よくあるご質問-

A. マリンパーク方面では、流れが強い場合があります。そのため、自由潜降や中性浮力のコントロールができる中級者以上のダイバーにおすすめです。 スキルに不安がある方や初心者の方は、まずマリンパーク以外のポイントで肩慣らしをしてから翌日にマリンパーク方面に挑戦すると、より安全に、そして楽しく水中を満喫できます。

A. マリンパーク方面は、シュノーケル向きの浅い場所がほとんどなく、流れが強い日もあります。そのため、思いっきりシュノーケルを楽しみたい方は、ラチャヤイ島、ラチャノイ島、ピピ諸島がお勧めです。

A. 基本の器材(BCD、レギュレーター、マスク、フィン、ウェットスーツ)に加え、ダイブコンピューター、水中ライト、シグナルフロートがあると安心です。
なお、カレントフックは流れが強い場面で便利な器材ですが、タイのダイビングでは使用が禁止されていますのでご注意ください。

マリンパーク方面ダイビング1日のスケジュール

7:00ご宿泊ホテルへお迎え(ホテルの場所によりお迎え時間が変わります)
8:30チャロン港出港(担当ガイドとは港で合流します)
10:30ダイビング1本目
11:30昼食
12:30ダイビング2本目
14:30ダイビング3本目
17:00チャロン港到着
18:00ホテル到着(ホテルの場所により到着時間が変わります)

ダイビング専用ボートについて

プーケットのダイビングボートは、ダイバーのために設計された専門の大型船です。
快適さと安全性を重視した構造になっており、エントリーやエキジットがしやすいのはもちろん、移動中もリラックスして過ごせるよう工夫されています。詳しくはこちらから。

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安全第一の少人数制ガイド

1グループは最大2〜4名まで。お客様それぞれのスキルや目的に合わせ、無理のないペースで安心して潜れます。