プーケットから南に位置するラチャヤイ島から、さらに約5km南下したところにある無人島のラチャノイ島。
無人島なだけあって、手つかずの自然がそのまま残されていて、島の中にはバナナの木や野生のヤギが生息しております。
ラチャは「王様」、ノイは「小さい」=「小さい王様の島」の意味を持っています。
水中は、比較的、透明度が良く穏やかなので、初心者からベテランまでのんびりとダイビングすることができます。ダイビングポイントによっては、サメやマンタなどの大物とも出会えるチャンスもあるんですよ。
現在、ラチャノイ島だけを潜るボートスケジュールがありません。ラチャノイ島とラチャヤイ島の2つの島を回るスケジュールで楽しんでみてはいかがですか。
ラチャノイ島の基本情報
ラチャヤイ島同様、穏やかな水中環境が一年中続いており、真っ白な砂地をベースに大きい岩が積み重なってできた地形があったり、ハードコーラルでできたコーラルガーデンが広がっていたり、水中生物はバラクーダの群れやインド洋固有種のスズメダイ、チョウチョウウオが多くみられます。シュノーケリングをはじめ、初心者ダイバーやベテランダイバーの方々にも人気のあるダイビングポイントになっています。
【ラチャノイ島のダイビングポイント】
バナナべイ
島近くは、水深5mと浅いので、体験ダイビングやライセンス講習にも最適となっております。
年々進む温暖化の影響でサンゴ礁が少なくなってきているのが現状ですが、バナナベイには、ハードコーラルがまだ多く生存しており、その周りに群れるスズメダイがあちらこちらで見ることができると思います。
プーケットのダイビングポイントの中でも透明度が良く、時にはマンタやトラフザメの大物や海ガメの遭遇率が高いので多くのダイバーに人気のポイントです。
マリーナベイ
反対の西側に位置するマリーナベイは、大きな湾内になっていて、島近くは陸上の岩がゴロゴロしているのが水中まで続いています。
浅場は岩場が多めになっていますが、少しずつ沖に出ると砂地があり、そこにはサンゴ礁エリアが広がっていたり、岩の間をくぐり抜けられるスイムスルーもあります。
よく見られる水中生物は、モヨウフグやタコ、そしてカマスの群れ。
運がよければマンタに出会えるチャンスもあります。
ラチャノイベイ
東側にあるバナナベイから、さらに南に行くとある小さなビーチでとても美しくて思わず魅了されてしまいます。
とにかく砂が真っ白で青い水中の印象が残るポイント。
青や黄色のタカサゴが天の川のように流れてきたり、インド洋固有種のオーロラパートナーゴビーも他よりも多く生息しています。
サウスチップ
ラチャノイ島の南、島から少し沖に出たところにある隠れ根のポイント。
外洋にあるので、海況に左右され、なかなか行けるチャンスは少ないですが、ここではマンタに会える確率がぐんと上がります。
他には個体の大きなバラクーダの群れやタカサゴの群れ、トラフザメもいたりします。
たくさんの潮の流れを受けているせいかサンゴ礁が大きく、そして色鮮やかで綺麗なダイビングポイントです。