PADIエンリッチド・エア・ダイバーコース

減圧症の予防だけでなく、さまざまなメリットがあるエンリッチド・エア。
近年では海外のみならず日本でも広まりつつあるエンリッチド・エアですが、特に海外では1日に3~4本も潜れるダイブクルーズ船でエンリッチド・エアを導入しているところが多く、ここプーケットから行くシミラン諸島のダイブクルーズ船でも使うことが可能となっております。

特徴として、水深18~30mのダイビングに向いていて、じっくりと水中生物を観察したり、水中写真撮影を楽しみたいダイバーにお勧めのコースです。

ファンダイブと組み合わせてできる講習になってますので、ぜひ受講してみてください。

エンリッチド・エア マニュアル

参加前条件

  • 年齢制限:12歳以上、PADIオープンウォーターダイバー 以上またはPADIジュニアオープンウォーターダイバー以上
  • ダイビング後、飛行機搭乗まで最低18時間以上あいている方
  • 講習日数:最短1日
  • 健康体の方
    メディカルチェックシート

【エンリッチド・エアとは?】

簡単に言うと「酸素の割合が多い空気」のことです。
空気は、主に窒素79%と酸素21%で構成されています。この窒素と酸素の割合を変え、レクリエーションダイビング内では酸素の割合を22%〜40%まで高めた空気のこと「エンリッチド・エア」と呼んでいます。私達がダイビングする上で、酸素の割合を高めることは窒素の割合を下げることにもなり、ダイバーにとって大きなメリットをもたらすことになります。
酸素の濃度は潜る条件によって多少変わりますが、レクリエーションダイビングで使われるエンリッチド・エアには酸素濃度32%と36%があります。

【エンリッチド・エアを使うメリット】

✔︎減圧症になるリスクを軽減できる

エンリッチド・エアを利用すれば、通常の空気と比較して窒素の濃度が低いため、同じ深度・同じ潜水時間で比較した場合、体内に残る窒素の量を抑えることができ、減圧症のリスクが軽減されるというメリットがあります。

✔︎より長い時間潜ることができる

例えば、通常の空気タンクとエンリッチド・エア32%タンクを使い、同じ水深18mに潜水計画を立てた時・・・。
ダイブコンピューターが表示する減圧不要限界(ノンストップタイム)は、普通の空気タンクは52分、エンリッチド・エア32%タンクは77分になります。このようにエンリッチド・エアを使うことで長く潜れることは大きなメリットになります。水中写真撮影や水中生物の観察にはお勧めです。
くれぐれも安全のため余裕を持った計画をたてることをお忘れなく。

✔︎ダイビング後の気怠さが少ない(気がする)

個人差はあると思いますが、実際に経験してみて、普通の空気とエンリッチド・エアでダイビングした後の気怠さが少ないと感じました。

✔︎短い水面休息時間で次のダイビングができる

水面休息時間は、体内に溜まった窒素を排出する時間です。通常の空気でのダイビングと比較すると、エンリッチド・エアを使った方が体内に溜まった窒素を排出時間が少なくなるため、実質の水面休息時間は短くなります。

【コースを終了すればこんなことができる】

エンリッチド・エアという特殊な気体を使用することにより、減圧不要限界(ノンストップタイム)を延長でき、水中写真撮影や水中生物観察などがじっくりと楽しむことができます。

【学習内容とスケジュール】

知識の開発と応用実習

知識の開発では、DVDやテキストを使いながら、エンリッチド・エア・ダイビングをするのに必要な知識を身につけていきます。また応用実習では、酸素濃度の分析をしたり、ダイブコンピューターが表示する深度限界の見方などを学びます。

【学習内容】

  • ダイバーがエンリッチド・エアでダイビングするのはなぜか
  • エンリッチド・エア・ダイビングの器材
  • 酸素暴露(露出)
  • 酸素割合の分析とエンリッチド・エアの充填
  • エンリッチド・エア対応ダイブ・コンピューターを使うダイビングのガイドライン
  • ダイビングでの緊急事態とエンリッチド・エア
  • 実践応用(実際への応用)とエンリッチド・エア・トレーニング・ダイブ、等

全ての知識を身につけたところで、最後はファイナルエグザムをして75%以上の正解率で合格となります。

海洋講習

海洋で実際にエンリッチド・エアタンクを使ってダイビングをしてみませんか?
水中でダイブコンピューターに表示された減圧不要限界(ノンストップタイム)を確認しながら、普通の空気で潜る時との違いやメリットをぜひ体感してください。

スケジュール

7:15 ご宿泊ホテルへお迎え(ご宿泊ホテルによりお迎え時間が異なります)
8:15 チャロン港出発
10:15 ダイビング1本目
11:15 昼食(ボート上でのランチになります)
12:30 ダイビング2本目
14:30 ダイビング3本目
17:00 チャロン港到着
18:00 ホテル到着(ご宿泊ホテルにより到着時間が異なります)

※上記はモデルスケジュールであり、ダイビングポイントにより多少時間が異なります。詳しくは、それぞれのダイビングポイントの詳細をご覧ください。

【ダイビングライセンスの受け取り方】

エンリッチド・エアダイバーカード

講習が無事に終わりましたら、ダイビングライセンス(Cカード)の申請を行います。
申請の際にはお客様の個人情報が必要になります。

・お名前
・住所
・郵便番号
・Eメールアドレス
・生年月日

現在、ほとんどがオンラインにて申請を行っています。申請が済みましたら即時発行の仮カードをメールにて送信いたします。この仮カードは「講習が終了しました」と言う証明になりますので、本カードを受け取る前でもダイビングすることは可能です。

現在、PADIのライセンスカードはEカードとなっております。
事前にご自分の携帯電話にアプリのダウンロードと登録をお願いします。

・Androidのダウンロードこちら
・Appleのダウンロードこちら

受け取るまではおおよそ2週間から3週間となっております。
もしも、しばらく待ってもEカードをご確認できないときはお手数ですが、ミスターオーシャンダイバーズまでご連絡ください。当店よりPADIへ問い合せをいたします。

【料金】

ダイビング器材の説明をしている

PADIエンリッチド・エア・ダイバーコース 1日

5,900バーツ/人

【海洋講習の場合】
上記の料金は、講習料金のみとなっています。別途、ボート代がかかります。

料金に含まれるもの


  • ダイビングマニュアル
  • 申請書
  • ダイビング保険
  • エンリッチド・エアタンク2本
  • 軽食
  • 昼食
  • コーヒー、紅茶、水
  • 送迎(パトン、カロン、カタ、チャロン地区のみ)

料金に含まれないもの


  • タオル
  • レンタル器材
  • ログブック
  • 有料ドリンク(炭酸飲料)
  • 国立公園費
  • チップ代(担当ガイド、ボートクルー)

【その他の料金】

●国立公園費

お一人様の料金になります。

ピピ島 国立公園費ダイビング600バーツ
シュノーケル(ノンダイバー)400バーツ
シミラン諸島 国立公園費ダイビング700バーツ
シュノーケル(ノンダイバー)500バーツ

●器材レンタル

一日分の料金になります。
フルセット
(BCD、レギュ、ウェット、マスク、フィン)
600バーツ
BCD200バーツ
レギュレーター200バーツ
ウェットスーツ150バーツ
フィン&マスク150バーツ
度付きマスク200バーツ
ダイブコンピューター300バーツ

●エンリッチド・エアタンク

1本 300バーツ

●プライベートダイブ希望

1日1組1,500バーツ

【ボートに乗る場合のお持ち物】

Cカード、ログブック、バスタオル(ホテルで貸し出しあり)、ラッシュガードやレギンス(レンタルウエットスーツの場合)、古い靴下(レンタルフィンの場合)、着替え、日焼け止め、防寒用の羽織もの、小銭(チップ代)など。

【注意事項と保険について】

注意事項

    1. 安全第一でツアーを催行させるため、その日の天候や海況によって予告なしにポイントが変更または中止になる場合がございますので予めご了承ください。
    2. 複数回または複数日にわたってダイビングした場合、減圧症(潜水病)のリスクを減らす為、最終ダイビングから飛行機搭乗まで最低18時間はあけてください。
    3. ダイビングご参加前に、免責同意書に同意頂き、ご署名を頂きますので予めご了承ください。
    4. また病歴診断書の記入もお願いしております。自己診断にて「はい」がある場合、またはインストラクターから事前に医師の診断を受けるように言われた場合には、健康診断書の提出をお願いします。また60歳以上の方は、当てはまる病歴が無くても健康診断書の提出をお願いしております。(健康チェック
    5. ご自身の体調が優れない時は、ダイビングやシュノーケルを直ちに休憩または中止をするようにしてください。
    6. ダイビング前日の8時間以内のアルコールの摂取はお控えください。
    7. お客様が被られる携行品の置き引き・盗難・器材の破損つきましては、当店では一切保証致しません。貴重品や高価なものは必要以上にお持ちにならないようご注意ください。

保険について

当店では万が一に備えて、傷害保険に加入しております。
1歳から75歳までの方に対し、ダイビング中のトラブルや船上でのケガなどに対応しておりますが、お国柄、補償額が少なく満足に補償が得られない場合があります。
ご自身でダイバー専門の保険や海外旅行保険などのご加入をお勧めいたします。
また、このダイビング保険は新型コロナウイルスに関係するものについては適応外となっております。

◾️ ダイバー専門の保険 DANジャパンhttps://www.danjapan.gr.jp/