和名 : ドクウツボ
英名 : Giant moray
学名 : Gymnothorax javanicus
分類 : ウナギ目ウツボ科
インドから太平洋(特に西太平洋)の暖流域に広く生息している「ドクウツボ」。サンゴや岩礁の浅場で見ることが多く、2〜3mまで成長する大型のウツボ。体色は、グレーや深緑っぽく、黒い斑紋が散在しています。和名の「ドク」はシガテラ毒をもつことがあるから付けられているけど、地域によっては食用と使われているところもあるそう。
普段、ウツボはサンゴの隙間に挟まって顔だけを出しているのですが、見た目の怖さとは裏腹に、意外と臆病なところがあり不用意に近づいたり、攻撃を加えたりしなければ積極的に襲ってくることはありません。
ウツボの歯は鋭く顎の力も強いため、間違って食いつかれた場合は、噛みちぎられしまうので、適切な距離を持って観察するようにしましょうね!
ドクウツボの仲良しさん
ドクウツボには仲良く共生している魚がいます。それは、「クリーナーシュリンプ」でウツボの体表に付いている寄生虫などを食べる「お掃除エビ」になります。エビ以外には、「クリーナーフィッシュ」と言われるホンソメワケベラも共生しています。ウツボの体表やぱっくりと開いたウツボの口の中にエビやベラが入り込み、お掃除している様子を見ることもできますよ。
見ることができるダイビングポイント
- カタビーチ
- ラチャヤイ島
- ラチャノイ島
- マリンパーク方面
- ピピ島
- シミラン諸島、スリン諸島、リチェリューロック
