和名 : ゴマモンガラ
英名 : Titan triggerfish
学名 : Balistoides viridescens
分類 : フグ目モンガラカワハギ科
神奈川県以南、インド洋や西太平洋に生息する「ゴマモンガラ」。ダイビングをしている人なら、一度くらい「このお魚は危険なので気をつけてくださ〜い!」とインストラクターやガイドから説明を受けたことはあるのではないでしょうか?体長75cmまで成長するゴマモンガラですが、幼魚の時に、体にゴマのような黒い斑点があることから名付けられたそう。成魚の顔はイカつく、いかにも悪そうな感じです。モンガラカワハギ科は、警戒している時に背ビレをピンと立ち上げます。この背ビレの形が銃の引き金に似ていることから英名では、「Triggerfish(トリガーフィッシュ)」と呼ばれています。こんなゴマモンガラですが、幼魚時代はとっても可愛いんですよ。カタビーチで幼魚を見ることができますよ。
産卵期は要注意!!
産卵するときは、砂地にすり鉢状の巣を作って卵を産んで保護するのですが、この時期に縄張りにダイバーが近づくと防衛反応から攻撃的になって人に向かってきます。フィンを噛まれたダイバー、おでこを噛まれたダイバーなど見たことあるのですが、かなり鋭い歯を持っているので、しっかりと歯形が残るほどの怪我をしてしまいます。
万が一、縄張りに入ってしまったときは、横方向に逃げるようにしましょう。すり鉢状の縄張りなので、上に逃げても追いかけてきます。
見ることができるダイビングポイント
- カタビーチ
- ラチャヤイ島
- ラチャノイ島
- マリンパーク方面
- ピピ島
- シミラン諸島、スリン諸島、リチェリューロック

同じカワハギの仲間だけど性格が全然違う。
